そんなに怒らないで! ページ4
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「なんで早いうちに言わねぇんだよこのアホ!」
「ひゃー!ごめんなさいそんな怖い顔しないで!」
「早期発見早期解決が今のモットーだろうが!」
「医者みたいなこと言わないでくださいその鬼みたいな顔で!」
「色々理由があったんです!」とAは青い顔であたふたする。
顔が怖いと言われるのは案外ショックだったりするが、それは表に出さずに、仁王立ちでじいっとAを見つめた。
「...中也さん激怖」
「いいから早く言え」
「言います!!」
サッと拳をグーにすると、Aはようやく話を始めるのであった。
「いや実はですね、書けなくなる前日に太宰さんにお会いしまして」
「ぶっ○すぞ」
「なんて理不尽なの!流石ブラック企業!」
「とりあえず話終わるまでは殴らねぇからさっさと済ませろ」
「はい。
...それでその時、太宰さんが原稿持ってたんですね。
自作の小説らしくて」
「それがなんだってんだよ?」
「中也さんの黒歴史と等価交換で読ませて頂いたんですけど...」
「手前ほんっっっと殴られてぇんだな?」
「幹部様どうかお慈悲を!お慈悲をくだせぇ!」
「めんどくせぇ!」
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作者名:気空 | 作成日時:2018年7月25日 18時