第103話 ページ7
いつも通り門番に通行所を見せテレポートで家に帰る。
家に入ると家政婦さんが出迎えてくれ、すぐに応接室に通された。
A『お父様申し訳ありません』
入ってすぐに頭を下げる。
椅子にはお父様とお母様が座っている。
父「今回、自分が何をしたのかわかってるんだろうな」
お父様の低く重い声が響く。
A『はい、言いつけに背き現場に行きました。それにBABELに私の情報を教えました』
父「PANDRAから連絡は受けている。もし、何かあったらどうするつもりだったんだ」
A『...』
答えることができない。
母「Aちゃん、お父様は貴方を心配して言ってるのよ」
お母様も珍しく強い口調で言う。
A『はい、申し訳ありません』
心配をしてくれていることはちゃんとわかっている。だからこそ謝るしかできない。
父「なぜあの場所に行った？理由はあるのか」
それでもお父様は優しい。ちゃんと話を聞こうとしてくれる
A『映像が見えました。あの場所にいたエスパーと大統領の護衛のノーマルが撃たれる映像を』
父「それは、予知か？」
A『それは、違うと思います。起きた後の出来事だったみたいなので...』
父「そうか。BABELにはどう話したんだ？」
お父様に聞かれBABELでのことを話す。
BABELに話したこと。取引のこと。ESP検査のこと。お父様達には全て話した。
妖精女王の事も。
父「その判断は正しかった」
お父様の言う内容は取引に関してだろう。
西園家に害にならないようでよかった。
母「そうね。それと妖精女王に関してだけど石像の言っていることは嘘じゃないと思うわ」
父「Aはそれを聞いてどうしたいんだ」
A『私はその力について知りたいです。今回私はその力が知れるのではないかと思いあの場所に行きました。でも、何もわかりませんでしたが...。』
父「A、こっちにきなさい」
そう言われお父様達の前に立つ。お父様が立ち上がり私の手を掴む。
父「私は10年前に戦争が起こることを予知で知り家族や従業員を守ることを考えて生きてきた。
明石薫が破壊の女王と呼ばれるのを知り、母さんの夢に出てきた妖精女王をお前に呼んできた。西園家を導いてくれるかも知れないと思ったのも事実だ。
ただ、妖精女王の力を手に入れようが入れまいがAはAだ。そしてその力をどう使うか決めるのもAだ」
お父様が目を見ていう。
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mtk0202mtk(プロフ) - 梨沙さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新できるように頑張ります！ (2021年3月15日 15時) (
レス) id: be19afc6cd (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - 続きが気になります！ (2021年3月15日 14時) (レス) id: f1f564dbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか | 作成日時：2021年3月14日 0時
