第145話 ページ49
あれから数日たったが告白の返事はできていない。
初めての告白で何をどうしたらいいのかわからない。
それに私、本来の姿じゃないし。エスパーなのも伝えていない。
でも仲村くんはエスパーに偏見持ってないわよね...
と言うか付き合うって何？どうするの？どうなるの...？
ポン♪
"薫ちゃん"
Aさん、家に来ない？
そんなことを家で考えていると薫ちゃんから連絡がきた。
どうしたの？と返事をすると暇だからと帰ってくる。
暇だから私に来いと？
...凄い子ね。私を暇だから呼び出した人なんて初めてよ。
と言うか、この年になって初めてなこと多すぎない？今更ながら自分の無知が恥ずかしくなる。
そうよ。薫ちゃんなら大人な恋愛について情報だけでも知ってるはずだわ！
薫ちゃんに行くと伝え、皆本さんの家に向かう。
ヒュ パ
A「お邪魔します」
てっきり、葵ちゃん達もいるのかと思ったら1人だった。
なぜか聞くと、皆本さんがお見合いだったらしく紫穂ちゃんと葵ちゃんはついて行ったそうだ。
A『薫ちゃんはなんで行かなかったの？』
薫「いや、最近。あたしの知らない皆本を知ってる人がいると思うと胸が痛くて」
キイイイン
生体コントロールで薫ちゃんの血液の動きを見る。
A『血液の動きは正常ね。特におかしいところはないわ』
薫「そっか。でも、この間も皆本が葵を抱きしめてるのを見た時も...」
A『突発的なのね。神経痛かしら？賢木先生に詳しく見てもらった方がいいかも知れないわね』
「いや、その必要はないと思うな...」
私の後ろから声がする。
薫「み、皆本！？見合いわ！？」
後ろを振り返ると皆本さん...ではなく京介がいた。その隣には澪ちゃんとカズラちゃんがいる。
兵部「結婚する気もないのに見合いをするなんて馬鹿のすることだよ。そう思わないかい女王」
バキッ
薫ちゃんも気づいたのか京介達に攻撃をする。
澪「あ...危ないなー！ニセモノって気付いても手加減ってものがあんでしょ！？」
薫「そんな悪意のあるニセモノになんで手加減する必要が！？」
薫ちゃんのいう通りよね。自分の好きな人になるなんて...好きな人？そうよ！
A『わかったわ！薫ちゃんの胸が痛かったのは皆本さんが好きだからよ！』
薫「え！？そりゃ好きだけど...」
兵部「ククッ)A、今、君が1番、空気を読めてないよ」
京介に笑われる。
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mtk0202mtk(プロフ) - 梨沙さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新できるように頑張ります！ (2021年3月15日 15時) (
レス) id: be19afc6cd (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - 続きが気になります！ (2021年3月15日 14時) (レス) id: f1f564dbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか | 作成日時：2021年3月14日 0時
