第138話 ページ42
A『ただいま帰りました』
父「ご苦労だった。シュミレーションはどんな感じだ？」
A『そうですね。学校、病院、役所に発電施設。全て順調に進んでます』
父「そうか。何人か引っ越したいと言う人が出ているからテレポーターを集めて住宅移動も行なってくれ」
瑠衣「それは僕がやるよ」
西園家はこの2年近くで土地開発を進めてきた。
今では必要最低限のものが揃っており、一つの大きな街が出来上がりつつある。
シュミレーションと言うのは私のヒュプノで学校や病院に人を入れ、全体の流れと働く人の動きを確認をするものだ。
それも上手くいっており実際に活動しても大丈夫だと思われる。
父「BABELの情報は何かあるか？」
A『そうですね。黒い幽霊にいたティム・トイとバレットがチルドレンの護衛兼影武者となりました。チルドレンが出動しなくてはいけない任務の時、メカを動かし出勤するようです。
それと、管理官に頼まれてあの子達の記憶を戻す作業に協力することになりました』
父「お前はそれでいいのか」
A『はい、最近は私の出勤は減っていますし負担ではありません』
父「お前がいいならそれでいい。だが無理はするな」
A『ありがとうございます。それとチルドレン達は日に日に力が強くなっておりコントロールが上手くいかないことが出てきました』
父「それは、危険とも言えるな。政府の会議でもその問題が上がっていたが少しでも暴走しないように3人は今まで通り一緒に暮らすことになった」
中学に上がる前、3人とも実家に帰ると言う話題が上がっていたのだ。でも3人は一緒の方が正解だと思う。
A『そうですね』
瑠衣「姉さん...PANDRAとはどう？」
A『そうね...真木さんとは情報交換を続けてるわ。テレポートドアの構造も教えてもらって我が家も取り入れたし。その代わり我が家がやろうとしてるサイコキノとテレポーターによる防壁の構造を伝えたわ』
瑠衣「そっか」
我が家にもテレポートドアができた。そのおかげで実家と東京の行き来が楽になった。
瑠衣は高校を卒業してお父様の跡を継ぐ為、大学に通いながら家を手伝っている。
実は跡継ぎの問題はちゃんと私にも話があった。
でもその時に私は断った。
もちろんこれからも西園家のために出来ることはやる。でも今の私は西園家の跡を継ぐことはできないと思った。
それにより瑠衣に押し付けてしまったのかもしれない。
でも、私は継ぐと言う覚悟を決めらなかった。
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mtk0202mtk(プロフ) - 梨沙さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新できるように頑張ります！ (2021年3月15日 15時) (
レス) id: be19afc6cd (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - 続きが気になります！ (2021年3月15日 14時) (レス) id: f1f564dbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか | 作成日時：2021年3月14日 0時
