第137話 ページ41
そして、私はPANDRAにあの事件の後から行っていない。
いや、あの日の同日に行ったのが最後となった。
ヒュ パ
皆本さんが記憶を取り戻し解散となった為、私はPANDRAのところへむかっている。
マンションのテレポートドアを開ける。
船は今どこにいるのだろうか。
日本だと18時で少し暗くなり始めているがここはもっと暗い。
カッカッカッ
私の足音が鳴る。
紅葉「あら、Aちゃん来てたの？」
A『ごめんなさい、勝手にお邪魔してるわ。一応、京介にメールしたんだけど...返事来てないわね』
紅葉「ああ、今。葉と真木ちゃんに怒られてるから」
A『どこにいるの？』
紅葉「奥の執務室にいるわよ」
紅葉さんから京介の居場所を聞き部屋に行く。
ガチャ
ちょうど葉と真木さんが出てきたところだった。
真木「Aか。さっきは皆本を連れてってくれて助かった」
A『どういたしまして？かしら。でも、私がしたいと思ってやったことだから気にしないで』
葉「ボスならたっぷり搾っといたよ」
A「そう...」
ガチャ
ノックもせずに部屋に入る。礼儀がなってないのはわかっている。でもいいじゃない。こいつだって礼儀がなってないんだもの。
兵部「Aか。もう十分...おこ」
パチン
兵部の顔を叩いた。
A『さっきのアレは何？どう言うつもりよ！！
昨日、人に連絡してきておいて死ぬつもりでした！？ふざけないでよ！！
女王の為？だからって自分の命差し出すの？
それでいて貴方の周りにいる人は女王に率いられて生きていくの？何よそれ、信じられないわ！人の気も知らないで！！」
声を聞きつけてか、さっき出て行った真木さんと葉が戻ってくる。後半少しだけ涙がでてきた。でもそれをしまうように話を続ける。
カチッ
兵部「A...」
A『このネックレス、返すわ。もうここへは来ないから』
京介から貰ったネックレスを外して置き、部屋を出る。
葉「おい！A、マジかよ！？」
葉に声をかけられるが出て行く足は止めない。
A『ええ。あ、情報共有はちゃんとするわよ？真木さんにパソコンで送ればいいもの』
そうして、私はPANDRAを後にした。
あれから1年半一度も京介に会ってないしPANDRAのアジトには行っていない。
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mtk0202mtk(プロフ) - 梨沙さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新できるように頑張ります！ (2021年3月15日 15時) (
レス) id: be19afc6cd (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - 続きが気になります！ (2021年3月15日 14時) (レス) id: f1f564dbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか | 作成日時：2021年3月14日 0時
