第131話 ページ35
葉side
葉「お前の家族なら大丈夫だろ！みんな高レベルエスパーで父親の力は攻撃能力あるだろ。弟も予知が使えてテレポーター、母親もサイコメトラー？騙されることもないだろ」
A『でも、従業員は...』
葉「いや、従業員だってそうだろ！と言うかお前が言ったんだろ。「我が家の従業員は優秀な人しかいない」って、優秀な人がそう簡単にやられちまうのかよ」
A『それは...そんな事ないと思うけど』
葉「お前は人を信用しなさすぎだ」
A『...』
葉「別にそいつらはお前がいなくたって生きていける。お前がそいつらの命、背負ってるわけじゃないだろ」
ヤバい...強く言いすぎた。
Aが下を向いて肩を震わせている。
葉「いや、別にお前がいらないって言ったわけじゃなくてな...俺もボスがいなくなったら生きていけないかもしれないし」
A『ふっ...』
葉「おい！」
泣かれるのは困るんだよ。どうしたらいいかわかんねえ。
A『葉、ありがとう』
Aは涙を拭いながら笑っている。
葉「泣かせるつもりはなくて」
A『違うのよ...葉のせいじゃないわ。
"私がいなくなったって生きていける"ってわかってたのよ。
私がいなくたって西園家は周る。でも、必要だって思いたかった。もちろんお父様達は必要って言ってくれるわ。
ただその言葉に依存してた。唯一の生きる場所だと思ってたから』
葉「お、おう」
A『でも、そうね。私の周りの人たちは弱くもないし優秀よね』
葉「ああ」
A『そして、葉は京介がいなくなったら生きていけないのね』
茶化すように笑う。
葉「お前な！」
A『だって、自分で言ったんでしょ？』
なんで、話聞いてやったのに俺がからかわれなくちゃいけねえんだよ！
葉「あんまり舐めてると怒るからな！」
A側のソファに行き頭をグリグリする。
A『ちょ、葉やめっ！』
ドサッ
体制を崩しAを押し倒してしまった。
葉「なっ！悪い！」
すぐに退こうとするがAの顔が一瞬見える。
凄え真っ赤になってる。
こいつ、可愛い顔してんだよな...
「何やってるんだい？」
後ろから声がした。
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mtk0202mtk(プロフ) - 梨沙さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新できるように頑張ります！ (2021年3月15日 15時) (
レス) id: be19afc6cd (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - 続きが気になります！ (2021年3月15日 14時) (レス) id: f1f564dbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか | 作成日時：2021年3月14日 0時
