第112話 ページ16
お風呂場に行き、着替える。
ご飯が冷めちゃうのでお風呂は後だ。
着替えて出るとまだ京介がいた。
A『京介？もうフラつかないし大丈夫よ』
兵部「そうだね」
私は席につき食事をする。
その間も京介は出て行かない。ずっとこっちを見ている。
A『ねえ、何か用があるの？』
兵部「いや、Aが可愛いなって思ってね」
A『...そんなお世辞を言っても何も出ないわよ』
いつもいつも、そう言って私の反応を見て楽しんでるのよ。
顔が赤くなるのを感じるが少しでも抑えようと食事を食べ進める。
兵部「いや、本当だよ」
京介と目が合う。いつもとは違う雰囲気で何を返せばいいかわからなくなる。
兵部「クスッ)そんなに顔を赤くしながらご飯食べるんだ？」
京介がいつもの調子に戻り、からかってくる。
A『京介が人のことからかってくるからでしょ！いい加減にしてよ。毎回、毎回』
兵部「毎回、毎回、本気なんだけどな」
A『そう、それならありがとうございます』
もう投げやりになってお礼を言う。
兵部「その反応は初めてだね」
その間も私から目を離さず見てくる。
そんなに見られたら穴が開くわよ。
なんとか食事を食べきる。
A『ねえ、お風呂に入るからもういいでしょ！そしたら帰るわ』
兵部「帰るのかい？」
A『ええ、BABELにも一応連絡しなくちゃいけないし。絶対PANDRAとの関係、疑われてるわよ』
兵部「まぁ、だろうね。不二子さんがすっごく疑ってたよ」
貴方のせいでしょ...と言いたくなったが助けてもらったので我慢した。
兵部「じゃ、僕と一緒に行こう。そして終わったらデートしよう」
この人は一体何を言っているのだろう。
A『ねえ、貴方がBABELに行ったら捕まるわよ？』
兵部「大丈夫。Aが協力してくれれば可能だよ」
BABELの職員入り口
ザ・ダブルフェイス「西園Aちゃんね。高レベルだから能力が効かないわ。それと隣の人も」
一応事前に皆本さんには連絡をした。ここは通れるだろう。
A『隣のは執事よ。お父様がまだ体調が心配だって言ってつけたの。彼もそれなりにレベルが高いから見えなくても仕方ないわ』
嘘です。お願いだからここをすんなり通して欲しい。皆本さんに受付前で待っててと言われたのでダブルフェイスに会うことになってしまった。
皆本「来たか。隣の人は？」
A『お父様のつけた執事です』
執事(兵部)「初めまして、お嬢様の執事をさせていただいてます」
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mtk0202mtk(プロフ) - 梨沙さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新できるように頑張ります！ (2021年3月15日 15時) (
レス) id: be19afc6cd (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - 続きが気になります！ (2021年3月15日 14時) (レス) id: f1f564dbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか | 作成日時：2021年3月14日 0時
