第109話 ページ13
ティムはまた力を強くし、より催眠を強くする。それにより紫穂ちゃんでさえも催眠に飲み込まれてしまった。
カッ
消防車のライトが光る。
紫穂「きゃ...！！」
それにより紫穂ちゃんがうずくまる。
私にはただ、消防車のライトが光っただけに見えるが催眠に掛かっていると違うのだろう。
葵ちゃんも催眠にかかったらしく。テレポートができなくなり落ちてくる。
その後ナオミちゃんが戦うが歯が立たない。
薫ちゃんはまだ来ないのかしら。今回、ブーストの情報収集をしたいため私が手を出すつもりはない。
でもこのままじゃナオミちゃんが大変な目に遭う。
ドギャア
管理官「バベルの子から手を離しなさい！！」
蕾見管理官が来てくれた。だがティムは不服そうだ。
ティム「これはボクとチルドレンの遊びだよ？」
管理官「そーはいくかっ！！」
ティム「あっ、そう。それじゃ__」
蕾見管理官の言葉に気を悪くしたティムは紫穂ちゃんと葵ちゃんに催眠攻撃をしかける。
ティム「この2人殺しちゃうけど？」
紫穂ちゃんと葵ちゃんが苦しみ始める。
精神的にショック死させようとしているらしい。
リミッター越しに薫ちゃんの声がする。
薫「ばーちゃん、聞こえる？お願い！紫穂と葵を守ってどんなことをしても！！」
葵「何ゆうてんねん！薫！あいつ死ぬまでヤル気やで！！」
薫「だって、しょうがないじゃん！！でないと紫穂と葵が！！そんなのヤダ！！」
ドクン
私の心臓が跳ねた気がした。
薫ちゃんが初めて何かを捨てると言う考えを口にした。
それが何故か悲しかった。
意味のわからない感情なのはわかっている。今まで全ては救えないのにそれを叶えようとするあの子を馬鹿だと思ってた。
今もそれが変わったわけじゃない。
でも勝手かもしれないが薫ちゃんがそれを言う状況になってしまったことに私は悲しんでいるのかもしれない。
A『少し、私が相手をするわ』
キイイイイン
ティムに飛び込んでいく管理官を止めてヒュプノを使う。
葵ちゃんと紫穂ちゃんのヒュプノが一時的に解ける。
葵／紫穂「戻った！/戻ったわ！」
A『下手に動かないで、相手の作り出したヒュプノに干渉するのはかなりキツいの』
自分にかけられた催眠を解くのと他人にかけられた催眠を解くのでは負担がかなり違う。こんな使い方をしたことがないため私もどこまでできるのかわからない。
それにさっきまで細かい生体コントロールをたくさん使っていたので疲れがある。
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mtk0202mtk(プロフ) - 梨沙さん» コメントありがとうございます！これからもどんどん更新できるように頑張ります！ (2021年3月15日 15時) (
レス) id: be19afc6cd (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - 続きが気になります！ (2021年3月15日 14時) (レス) id: f1f564dbb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちか | 作成日時：2021年3月14日 0時
