すききらい。赤×黄 ページ10
大毅side
幼なじみの淳太。
今年から高校生活が始まるねんけど、、
淳太は頭いい。
俺は相当なバカ。
でも俺、淳太のことすきやから同じ高校に行きたい思って、めっちゃ勉強した。
そして受かりましたーっ！！
大毅｢ずんたぁーはよ行こうやー｣
淳太｢いや人のこと待たせといてなんやその上からな言葉は！！｣
大毅｢唇にリップついとるで｣
淳太｢そこは明太子！...って何を言わすねん！｣
淳太はツッコミしてくれるのがおもしろい。
でも俺、素直になれへんからからかってまうねん。
たぶん淳太は俺のこと何とも思ってないやろし...
だからな、諦めるっていうか、気持ちを心にしまっておこって思っとって。
せやから、まーずっと秘密にしとこ。
淳太side
俺の幼なじみの大毅。
いつもにこにこしてて、天使みたいで。
そして、
モテる。
とにかくモテんねん！！！
中学のとき、｢付き合ってください｣って言われてるの何回見たか！！
でも当の本人は、、
｢ん、何に？｣とか。
｢名前教えてや！！｣とか。
たぶん無意識やろうけど、けっこう傷ついてる女子おるで笑
まぁ、大毅がなんでそんなに断ってんのか分からんけど。
でも前、大毅に１回彼女が出来た時、
俺はすごい嫌やった。
毎日俺じゃなくて彼女と登校、下校しとって。
弁当食べる時も彼女。
教室移動も彼女。
何でも彼女彼女彼女、って。
なんかいつも大毅の隣にいた俺の居場所をとられたみたいで。
それを大毅に言ったら、
大毅｢あっ、そうやったん！？ごめんな、気づけへんくて。淳太辛かったやんなあ、
おし、ちょっと待ってな｣
って優しく言うて、
大毅｢よし、おっけ！今別れよって送ったから｣
淳太｢え、ちょ...ええの？彼女さん、可哀想やない？｣
大毅｢別にええねん！！俺は、彼女よりも淳太優先で生活したいねんから！｣
って。
大毅はうざいけど、時々優しすぎるとこがあるから、離れられへんねん。
1種のヤクザ的な笑
でも次の日、案の定大毅は彼女に呼び出された。
淳太｢ほんまに大丈夫なん？｣
大毅｢おん！思いっきり嫌われてくるな！笑｣
大毅は俺ににかっと笑って、教室を出ていった。
戻ってきた大毅の頬は手の形に腫れ上がっていた。
淳太｢え、ちょ大毅！！大丈夫！？｣
大毅｢おん、ええねんええねん〜｣
そういった大毅はまたもや、にかっと笑った。
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作者名：神山紗菜 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年4月11日 22時
