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エースside
店員「いらっしゃいませ〜」
店の中に入ると、大きくて長いショーウィンドウがあった。
そこに色んなプリンが並んどった。
白「限定のプリン、残ってますか？」
ソフィーがそう聞くと、店員の女はショーウィンドウに隠れ、そのプリンの数を数えはじめた……あってくれ。
店員「あと８こですね」
黄「じゃあ、それ全部ください」
俺は安心してそう言った……良かったわ。
白「あと、このコーヒープリンも１つ」
ソフィーはそう言って俺の顔を見た……なんや。
白「このプリン、甘さ控えめなんだって……はんぶんこして食べよ！」
ソフィーは笑顔でそう言った。
俺もつられて笑った。
白「わぁ〜、公園やん！！」
帰りは俺のランニングコースを歩いていくと、ソフィーは公園に興奮して入っていった。
真っ先にブランコに走っていく。
白「エースも早く、早く〜」
ソフィーはブランコに乗って手を振っとった…しょうがないな。俺はため息をついてブランコに向かった。
白「ほろ苦いけど、おいし〜。エースも食べて！」
ソフィーは足をバタつかせながらこっちにプリンの瓶を渡してきた。
俺はそれを受け取り、プリンを口に運ぶ。
黄「うん、うまい！！」
俺がそう言うと、でしょ〜、と言ってニコリと笑った……ホンマに変わっとらんな。
白「亮ちんって最初、恐い人だと思ってた。すば兄ぃと話してる時は普通なのに……何かあればすぐケンカしてきて、ケガが多かったから」
ソフィーはそう言って空を見上げた。
白「でも、私を助けに来てくれた時にわかったんだ……ああ、不器用なだけなんだなって」
そう言ってソフィーはふふふと笑って俺を見た。
たぶん、中学の時に妬んだ女子たちに呼び出されたところに行ったことやろな……ただ俺たちとおっただけやったのに。
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作者名：明日 x他1人 | 作成日時：2016年2月15日 20時
