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エースside
黒「ソフィーが買ってきて冷蔵庫に入れてたプリンをエースが食べてもうたんやって……しかも限定の」
青「やから、ソフィーが怒ってこんな風に」
マックとトッポはジャッキーとジョニーにそう言うた……まだ俺の前にソフィーの右足があるんやけど。
緑「ソフィー、もうやめとき」
紫「そうやで、ソフィー……今日はソフィーの好きなグラタンやから」
二人がそう言うと、ソフィーは足を下げた。
俺はふうっ、と息をつき、立ち上がった。
白「私が食べるはずだったプリン……かわいそうに」
そう言ってソフィーは俺が食べたプリンの瓶とスプーンをキッチンに持って行った……すげぇ泣きそうな顔をしていた。
緑「また買いに行ってき…まだ開いてるみたいやったで」
紫「エースも一緒に行ってき」
黄「俺、あんな恐い奴と……紫「晩ご飯抜きがええか？」……行ってきます」
俺はジャッキーの言葉でリビングを出るのをやめ、キッチンにいるソフィーの手を引っ張って外に出た。
白「離して……」
店のドアから出て数歩歩いた後にそう言って俺の手を払った。
スタスタと前を歩いていく。
俺は後ろをただただ追いかけて歩いた。
黄「……ごめんて」
しばらく歩いた後にソフィーに聞こえるくらいの声でそう言った。
ソフィーは足を止める。
黄「勝手に食うてごめん」
俺はそう言って頭を下げた……ホンマにごめん。すると、ポンポンと頭を叩かれた。
白「私もごめんね。怒りすぎちゃった……エースを傷つけるところやった」
俺が顔を上げると、ソフィーは苦笑いをしていた。
白「これで仲直りしよう」
ソフィーはそう言って右手を差し出した。
俺は恥ずかしかったけど、その手を右手で握り、ニカッと笑った。
白「さ、早く買いにいこっか！」
ソフィーは俺の手を左手に握り直して走り出した……その顔はいつもの笑顔やった。
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作者名：明日 x他1人 | 作成日時：2016年2月15日 20時
