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ガムside
白「今日はありがとう」
橙「ええですよ……僕は約束を守っただけですから」
僕がそう言うと、ソフィーはふふふ、と笑った。
橙「今日の仕事……嫌やなかったですか？」
ソフィーの顔を見てそう言うと、ソフィーは大きくうなずいた。
橙「僕も嫌でした……いつになっても人を倒すことは慣れませんね」
僕はそう言って両手を開き、ギュッと握りしめた。その左手を少し小さな手が包みこむ。
白「私は情報収集の方の仕事が多くなると思うけど……もし、戦闘の仕事をしなきゃいけない時がきたら、またガムと組みたいな」
そう言って僕の肩に頭をのせてきた。
白「私はガムのこと信じているから」
僕はそれを聞いて、ありがとう、とつぶやいた……あかん、泣きそう。
橙「そろそろ寝ますか……ベッドと布団どっちがええです？」
僕は雰囲気を変えようとそう言って立ち上がる。
すると、ソフィーが口を尖らせてこっちを向いていた……えっ、一緒に寝るって、まさか。
橙「……寝るところも一緒ですか？」
そう聞いてソフィーはにこりと笑ってうなずいた。僕は顔が熱くなった。
明かりを橙色のライトに落とし、天井を見る…いつもより狭く感じるのに、少し恥ずかしくなる。
橙「僕と寝るのは初めてですね……どうですか？僕といて」
白「う〜んとね、なんか落ち着く。温かいし」
そう言ってソフィーはもぞもぞと動いた。
さわっと、ソフィーの右手が僕の左手に触れる。
橙「はわわっ……」
白「あっ、ごめん」
ソフィーはそう言って手を避けようとした。
僕はその手を掴む。
橙「……こうして寝ませんか？」
僕はそう言って手を握り直す。
すると、ソフィーはギュッと握ってくれた。
橙「…おやすみなさい」
白「…おやすみ」
僕らはそう言って目を閉じた。
ゆっくりゆっくり眠りに落ちていった。
おわり
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作者名：明日 x他1人 | 作成日時：2016年2月15日 20時
