ある日の始末屋さん、 (ページ14)

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ソフィーside

紫「それじゃあ、正解は！！」

ジャッキーのその言葉の後、動いたのは

トッポやった。

青「……メガネ持っといて」

トッポはそう言って緑のメガネを私に預けてきた。

そして、端の方へと歩いていった。

私が後を追いかけようとしたらジョニーが私の手を引いて、大丈夫やと言ってくれた。

青「いきます！！」

トッポは右手を上げてそう言った後、走り出した。

二人より早いスピードで、ロンダート、バク転、バク宙を決めて両手を上げた。

白「トッポ、すごいやん！！」

みんなが拍手をする中、私はトッポの元へ走り、抱きつく。

白「トッポ、ホンマにすごい。なんで言うてくれなかったん？」

青「やって、こんな地味男がアクロバットできるなんて、柄にもないやろ？」

白「そんなことないよ！！めっちゃかっこ良かった」

トッポの顔を見てそう言うと、トッポはニコッと人懐っこく笑った。

白「あっ、今日ケーキ屋さんでイチゴで埋めつくされてるショートケーキ買ってきたから……トッポの分、大きく切り分けたる！！」

青「ホンマ！？じゃあ、一緒に食べようや」

そう言って二人で笑いあい、他の６人そっちのけで、稽古場を出ていった。

おわり