縮んだ幼なじみは私が育てます【名探偵コナン】

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連れて来られた志保ちゃんの研究室はよく分からない機械で溢れている
陣平を連れて来たら解体パラダイスだね…

「私が開発した解毒剤が効かないかもしれない」

珍しい機械を物色していると、凛とした声が私を打った
…効かない？解毒剤が？

「彼らが解体したっていう細菌爆弾はAPTX4869の改良版なの…私の後任が作ったものだと思う」

どうやら志保ちゃんが天才過ぎて、後任の科学者が手を加えたら中途半端な薬になったらしい
しかも、爆弾はもう処理済みだから薬のサンプルは2人から採取したものしかない

学術用語が多くて理解に苦しんだけど、多分こういうことでしょう！

「…薬、作れそう？」

「1ヶ月あれば作れるはずよ」

淑やかに、でも心強い微笑みに思わず息を吐いた
自分で思っていた以上に陣平と研二のこと心配してるのかな、なんて…

なんだか2人の顔が見たくなって、リビングへ向かう足を速めた

「2人ともあと1ヶ月我慢してね？」

キョトンとする彼らの頭をワシワシ撫でる
…元に戻れる見込みが立ったのは嬉しいけど、この可愛い天使がいなくなるのはちょっと悲しい

「あ…Aさん」

新一くんが口を開いた瞬間、研二がその足に飛びついた

小さな体を引っ剥がしてから新一くんが苦笑いをした

「夜中に元に戻るなら大人用のパジャマを着せておくのがいいんじゃないですか？」

あ！確かに！
毎晩毎晩腰巻き用タオル探しに行くの嫌だもんね！

「あと、身体の大きさが変わる時の負担が結構大きいので気にかけてあげてください」

それは『江戸川コナン』くんとしての経験かな？

「分かった……もう優作先生の方に戻るから2人のことお願いしてもいい？」

元APTXの被害者である2人が本当に頼もしい

私も陣平と研二の役に立てればいいのに…


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お星さまが赤井カラーになりました！！

ほんっとうにありがとうございます…！

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