縮んだ幼なじみは私が育てます【名探偵コナン】

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翌朝目を覚ますと、ソファーと床で陣平と研二が寝ていた
同じベッドでは寝れないと言っていた彼らではなく、縮んだ姿で。

「おはよう2人とも…今日はお仕事行かなきゃいけないんだけど…」

「おれたちおるすばん？」

「おれもいく」

くううう…やっぱり可愛い…上目遣いは反則だよ…！
普段のサイズじゃ上目遣いじゃなくて、見下されてるみたいだもんねぇ…

「元から連れて行くつもり。でも、2人はお仕事じゃなくて志保ちゃんのところね？」

元気に頷いた彼らの顔が１時間後半ベソに変わった

「ちゅうしゃやあああああ！」

「じんぺーちゃんなかせちゃめっ！」

逃げ回る彼らを捕獲したのは、宮野志保ちゃん
あの薬を作った張本人で過去には縮んでいたこともある
今は阿笠博士の元で製薬会社を立ち上げるために奮闘しているらしい

「落ち着きなさい！貴方たち中身はアラサーでしょう？！注射くらいなんてこと無いわよ！」

精密検査…前途多難かなぁ…

「…ごめんね志保ちゃん…」

「元かと言えば私が作った薬のせいだもの。気にしないでちょうだい」

頼もしいっ…！

「で、貴女は仕事行くんじゃなかったの？」

「あ、そうだった！じゃあ２人のことよろしくね？」

「任せて」

大泣きする陣平と研二に罪悪感を抱きながらも、阿笠邸を出た
…よし、切り替えて仕事しなきゃ！
カバンを握って、隣の家の門をくぐった

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