縮んだ幼なじみは私が育てます【名探偵コナン】

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半裸の成人男性２人が私の部屋にいるなんて考えたことなかったなぁ…
軽い現実逃避をしながら、２人が現実を受け入れるのを待つ

「…じゃ、じゃあ俺たちも新ちゃんが飲んだ薬を飲んで縮んだってこと？」

「でも、そんなモン飲まされた覚えねーぞ？」

ウンウン考え込む彼らの姿が元に戻ったのはピッタリ午前零時
…なんかシンデレラみたいだね…

「あ！」

突如大声を上げた研二に驚いて顔を上げた

「この間組織の爆弾処理したよね？」

「ああ、したな」

「アレの検査の結果、細菌爆弾だったんだ…防護服は着てたけどもしかしたらアレのせいかも？」

２人が解体した爆弾って…伊達くんが「松田が萩原のとこ突っ込んじまった」って言ってたやつじゃない？

「…陣平も防護服着てたの？」

「……そこはノーコメントで」

1000％あの爆弾のせいじゃん。

「でもなんで急に元に戻れたんだろうね？」

「よく分かんないけど、俺はもうちょっと縮んでてもよかったかなー」

「は！？冗談言うなよハギ…もう縮むのは御免だぜ」

「えー？だって縮んでる間はAちゃんがお世話してくれるんでしょ？サイコーじゃん！」

陣平の拳骨が研二の頭に落ちる
…うわ、すごい音したよ。痛そ。

「馬鹿野郎！その分Aに迷惑かけてんだ！…仕事だってあるだろ？」

「あー…それに関しては大丈夫。基本的に在宅勤務だから」

私の仕事は完全に他人任せ。
仕事相手の仕事が終わらないと、私に仕事はない

「とりあえず明日は志保ちゃんのところで精密検査ね？」

「げぇ…それは嫌だわ」

「2人の身体に何が起こったのか知らないとだめでしょ！」

キッと前を見据えると、再び大きな音がした
思わず瞑った目を開けると、2人の姿がない
代わりに気持ち良さそうに眠る子どもの姿が現れた

……縮んだ……

時計の針は24:30を指していた

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