縮んだ幼なじみは私が育てます【名探偵コナン】

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結局俺たちは2人にそれはもう…こてんぱんに怒られた
Aちゃんだけならまだしも、降谷ちゃんの叱責はじんぺーちゃんが大泣きするほどだった
仕方ないから俺も半泣きしといたけど。

「何を考えてるんだお前らは！元は大人とは言え、子供だけで外に出たら危険だろう！？」

「だって…だってぇ！」

「言い訳より先にやることがあるだろ！！」

首根っこを持たれて、そのままAちゃんの前に連行された
隣でぶすくれているじんぺーちゃんの代わりに彼女の前で全力でかわい子ぶる

「…Aちゃん…かってにでてってごめんなさい…」

「もう絶対こんなことしないでね！心配したんだから！」

Aちゃんの腕に抱かれながら横目で松田を見る
ちびっこの頃から頑固だった彼はてこでも謝らない

「松田ァ？」

「おれ、こーえんいきたかっただけだもん…Aはいそがしーからつれてってくれない」

目に涙を溜めて強く拳を握る松田。

「高峰さんも仕事で忙しいんだ。あまり彼女を困らせるようなことは…」

「そんなのしらねーもん！Aのばか！！」

「馬鹿って何よ…」

俺を抱いたまま、Aちゃんの肩が震えだした

「勝手に縮んでいなくなっちゃったアンタたちの方がよっぽど馬鹿じゃない！…またいなくなっちゃったのかもって…私がどんだけ不安だったと思ってるの！？早く元に戻ってよ！！」

強い言葉に松田の涙が決壊した
同じように涙を流すAちゃんのお腹に頭をグリグリと押し付ける

心配かけてごめん。
早く元に戻って、守ってもらうんじゃなくて俺たちがAちゃんを守るから。
だから、もう少しだけ待ってて。

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