縮んだ幼なじみは私が育てます【名探偵コナン】

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「じゃあ行ってくるね」

半泣きの2人を置いて部屋を出る
優作先生の原稿が上がったから職場に行かなきゃいけない
…うわ…すっごい不安になってきた…

「おはようございます」

「おはよう高峰ちゃん…工藤先生の原稿やっと上がったのね」

上司と軽い談笑をするのも久しぶり
私みたいな若造があの工藤優作の担当編集と言う事もあって、嫌がらせを受けたこともあったっけ…
今ではに受け入れてくれる人も増えてきた

…私だってやりたくて優作先生の担当してるわけじゃないのになぁ…
旧知の仲で優作先生に指名された。母と有希子さんが友達だった。
ただ、それだけ。

「最近あのハンサムな幼馴染みくんたち見ないわね」

事件が多い米花町において、陣平と研二は結構な有名人
４歳児くらいに縮んで、今我が家にいます。
なんて、口が裂けても言えないね…

「忙しいらしいですよ？事件が立て込んでるとかで」

「やっぱり刑事さんは大変ね」

研二は刑事じゃないですよ、という言葉を飲み込んで曖昧に頷いておく
優作先生の原稿に目を通して、ページ割を決めていく
それでも先輩の話は止まらない

「高峰ちゃんって幼馴染みくんと付き合ってるの？」

「はっ！？」

思わずキーボードを叩く手が止まった
え？私が陣平か研二と付き合ってる？？

「２人はそういうのじゃないですよ？」

「え〜…そうかな？じゃあどんな相手なのよ？」

「…私のこと振り回すし、自由人だし…世間的に見たら目立つんです…でも、優しくて、悲しい時は誰よりも側にいてくれて……」

「あら…高峰ちゃん２人のこと大好きなのね？」

…大好き、かぁ…
確かにそうかも？

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