クールな幼なじみ4【前原陽斗】【磯貝悠馬】 (ページ25)

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体育祭 2 ページ25

渚side

その後も競技は続き、棒倒しに近づいてくる

片「棒倒しに勝てば美紗子と磯貝君のバイトの事は咎められない。美紗子もA組に戻らなくて済む
お願いね男子。腹黒生徒会長をぎゃふんと言わせてやって」

浅野君の戦略を見て、男子の顔に特に磯貝君に緊張の色が隠せないでいた

磯貝side

浅野は助っ人と称し、外国の友人を連れてきて今は色々な語学で話していた

磯「…殺せんせー俺にあんな語学は無い。浅野にはとても及ばないんじゃ…」

殺「…そうですねぇ率直に言えばその通りです
君がいくら万能でも社会に出れば君より上はやはりいる彼のようなね」

磯「…どうしよう俺のせいで皆が痛めつけられたら」

貴「…また自分を責めている」

いつの間にか俺の目の前に美紗子がいた

すると俺の両頬を捻る美紗子

磯「美紗子!?っ痛い！」

貴「…確かに学秀は何もかも上かも知れない
…けど、仲間を率いて戦う力は悠馬の方が上だ。殺せんせーも学秀より悠馬の担任になれて嬉しいでしょ？」

殺「はい美紗子さんの言う通り君には助け合う仲間がいる」

2人の言葉を聞いてると、俺のハチマキを美紗子が着けてくれている

貴「悠馬は悠馬なりのリーダー力を示せばいい」

美紗子の言葉に緊張はなくなっていた

だから俺はそう言ってくれた美紗子のために、勝とうと言ってくれた皆のために棒倒しで勝つ