弐不思議:“死”との直面 ページ3
寧々「で、」
寧々「どういうこと?」
まあ、無理もない。
自分の教室で大きな鎌を黒い物体(おそらく悪霊)に振りかざしている少女が実は知り合いの自縛霊と知り合いだったら、そりゃ驚く。
ややこしい。
花子「説明しなよ、」
『うーん…』
『えっとね、私いじめられてたの、親友に』
寧々「………………え?」
親友にいじめられる。
裏切りか、それとも…
『うちのクラス、ちょっと異常でねー、一番成績が悪い人をいじめてたの。』
『でも私がターゲットになっちゃって…』
『「裏切らない」って約束したのに…』
『それで私耐えられなくて…』
『殺しちゃった』
底抜けに明るい声で呟く。
寧々「えっ…?」
『この鎌…その時の凶器。』
寧々「なんで…?じゃあなんでそんな…悪霊退治みたいなのやってんの?」
『あのあと私…屋上から落ちちゃって』
『それでカミサマがね、【悪霊を退治したら、お前が親友を殺したという事実を人の記憶から消してやる】って…』
淡々と語るわたしに比べて、寧々は青ざめた表情をする。
参不思議:境界は不思議の国!→←壱不思議:死神は今日も仕事をする。
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年5月23日 19時) (レス) @page6 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:殺戮アリス | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/saturikuarisu/
作成日時:2018年12月23日 21時