「あの男には気を付けて」 (ページ21)

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jaemin side

揃いのうさぎのカチューシャを付けて彼女がはしゃぐ度にその耳がぴょんぴょんと跳ねるのかわいい。

初めてらしいこのテーマパークを誰よりもたのしみにしてたのはAだろうから

ジェノ「いいの？Aの隣じゃなくて。」

「本当は座りたいけどいいよ。見守ってる」

ジェノ「まるで保護者だな(笑)」

「危なっかしいから見とかないと怪我したら大変でしょ～」

対角線上に座った海賊船。ここからは彼女の表情がよく見える。楽しそう。笑ってる

距離はあるけど目が合うと「やっほ～」と笑って手を振っていた。アイゴ～可愛すぎるね～♡♡

なのに、動き始めるとその顔が段々険しくなっていって頂点に来ると彼女は隣に座っていたロンジュンの肩に顔を埋めていた

「………」

やっぱ隣に乗るべきだった、まだロンジュンだから許せるけどあれがヘチャンだったら殴り込みに行きそうだったから

降りて涙を浮かべるAを慰めると正論を言われてしまって。初めて彼女が強い口調で返したから僕は頭を殴られた様な衝撃を受けた

ジェノ「ジェミナ」

「…嫌われた？僕はAに嫌われたの、？どうしようジェノや」

ジェノ「ふふ(笑)いつも通りで安心した。大丈夫でしょ」

次の日の学校でも彼女と目が合うことはなくて。冷静に振舞ってても頭の中はAのことで埋め尽くされていた

「どうしよう！！！」

ヘチャン「びびった、なんだよ急に」

「Aが先生に怒られて泣きそうな顔してたのに何も言えなかった」

ロンジュン「あれは可哀想だよな」

「今頃ひとりで泣いてるんじゃ、」

ヘチャン「慰めに行けば？あ、無理だったな」

「…このままAと話せなくなったらどうしようか。俺生きていけない、」

ヘチャン「……重症だろ、こいつ」

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