文化祭 ページ25
「出久帰ってこないね〜」
何してんだろう。
もうすぐ始まるのに…
「最終チェックするよ！」
ギリギリまでダンスと演出のチェック。
何度も何度も練習した。
きっと大丈夫、上手く行く。
「どうやって爆豪に服着せたの？」
「それはね」
バンド組の問いかけにニヤニヤしながら爆豪くんを見る。
「ぶっ殺す」
「…死にたくないから内緒で」
そんな会話をしてると青山くんが出久を連れて帰って来た。
「おかえりーって…出久。顔」
「ちょっと転んで」
そこらへんにあったタオルで出久の顔を拭いた。
誰の？って…電気のタオルですけど。
「じ、自分で出来るよ…」
出久も準備ができて、これで全員揃った。
指定の位置について幕が上がるのを待つ。
ざわざわと聞こえる観客の声。
「いくぞコラァアア！」
雄英全員音で殺る。
爆豪くんの掛け声を合図に始まる。
掴みはド派手に。
「よろしくおねがいしまァス！！」
音楽が始まってそれぞれが考えた演出が飛び出す。
ステージから見える人たちの興奮した表情。
出久と青山くんの人間花火がウケた。
どんどん盛り上がっていく演奏。
そしてここが1番盛り上げたいところ！！
「A！」
赤い布が私を隠す。
中で衣装を脱ぎ捨ててサビと同時に空へ舞う。
そして轟くんの氷が会場全体に広がる。
ああ、最高の気分。
みんな笑ってる。
時計回りに会場の端に並べた花壇の花を咲かせていく。
「妖精じゃん！」
「すっげぇ！！」
時々聞こえる興奮の声。
音楽に乗って自由に空を飛んだ。
「エリちゃん！」
終盤に差し掛かったとこでエリちゃんを迎えに行く。
笑ってる、すごく楽しそう。
「え…え？」
「大丈夫、行っておいで」
「エリちゃんもっと楽しみたくない？」
通形先輩からエリちゃんを受け取って飛んだ。
ステージの真上。
それから…
「エリちゃん横見て！」
「…デクさん！」
明るくなるエリちゃんの顔。
そしてA組の出し物は終わった。
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んんん - 公開学座じゃなくて公開座学ですよ〜 (9月16日 16時) (
レス) @page16 id: f7bbaba12e (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» これからもだんだんデレていく轟くん登場するかも…です♡ (7月3日 17時) (レス) id: c4825176d2 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - 最新話嬉しそうな轟焦凍を想像したらにやけました...！！ (7月1日 13時) (レス) @page30 id: ad0933ba75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2023年3月31日 1時
