文化祭 ページ29
まさか爆豪くんって私のこと好きなの？
って疑問が頭を巡る。
「ばくご…くん」
「るせえ」
いや、思い出してみて…絶対好きじゃないわ。
危ない、笑われるとこだった。
それにしてもどこ行くんだろ？
不思議に思いながらも爆豪くんについて行ってると見慣れた背中を発見。
「回原くん！」
声をかけて手を振ると満面の笑みで振り替えしてくれた。
…んだけど、爆豪くんを見るなりこっちまで走ってきた。
「ふたりで回ってたのか？」
「うん、まあ、色々あって今は2人」
劇は大成功だったらしい。
お互いの成功を祝い合う私たちを見る爆豪くんの視線が痛い。
「友達と回るだろうなと思って誘わなかったけど…それなら誘っておけばよかったな」
「回原くんってほんと私のこと好きだね〜」
揶揄うようにそう言えば照れ臭そうにした回原くん。
「うん、好きだよ」
「え」と私が声を上げる前にぐいっと爆豪くんに腕を引かれた。
「いつまで待たせんだよ、行くぞ」
「え、まって」
って言ってるのに止まってくれなくて。
「じゃ、じゃあね！回原くん！」
心臓がバクバクいってる。
頭に回原くんの顔が浮かんでぼーっとなってると突然止まった爆豪くんにぶつかって手が離れた。
「いった…」
「あ、いた！バクゴー！！A！！」
切島と瀬呂くんと電気。
「あれ、電気は三奈たちと一緒にお化け屋敷行ったんじゃなかったの？」
「行った！まじで面白かったわ〜」
「2人とも急にいなくなったから探したぜ」
「お腹すいちゃって」
「ふーん？で、デートしてたんだ」
ニヤニヤすんな。
デートとかそんなんじゃ…ないし？
「するわけねぇだろ」
スタスタと歩いていく爆豪くん。
を追いかける切島ね。
「なんか急に冷たくなった」
「複雑なのよ、男心は」
「つーか、なんで手繋いでたん？」
見てたんかい。
電気の問いをはぐらかすように「さあ」とだけ答えた。
きっと私と手繋いでたなんて知られたら爆豪くんのプライドに傷がつくだろうし。
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んんん - 公開学座じゃなくて公開座学ですよ〜 (9月16日 16時) (
レス) @page16 id: f7bbaba12e (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» これからもだんだんデレていく轟くん登場するかも…です♡ (7月3日 17時) (レス) id: c4825176d2 (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - 最新話嬉しそうな轟焦凍を想像したらにやけました...！！ (7月1日 13時) (レス) @page30 id: ad0933ba75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2023年3月31日 1時
