Fischer'sには女の子がいます【ダーマ】 (ページ7)

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リハビリも順調に進んで退院することになった。
他の7人は既に引越しが終わっていてあとは私だけ。
お願いしていた引越し業者さんに荷造りから不用品の処分を願いして改めて家を見てまわった。
シルクの頭を燃やした時にできた壁の焦げた跡。
みんなでお泊まりして雑魚寝したリビング。
夏に手持ち花火やスイカの種飛ばしをした庭。
昨日の出来事のように思い出す。
あとは業者の人に任せて新しい家に移動することにした。

外見からしてすごく大きな家で、広い玄関と廊下を抜けてリビングに入るとそこには……

ヒカキン「退院おめでとう！」

セイキン「なんか痩せたね」

はじめ「ほんとだ！ちゃんと食べてる？」

マホト「レイラ！待ってたよ！」

てつや「おっす！怪我の調子はどうよ？」

あさひ「レイラちゃん！もう大丈夫なの？」

瀬戸「退院おめでとうねレイラちゃん！」

トミック「めでたいから、この鯛とマグロをさばいちゃうよ！！」

そう言って自分の家のキッチンかのように手慣れた手つきでさばく準備をしはじめたトミックさんとそれを手伝うメンバー達とトミックさんをちゃかして遊ぶはじめさんとマホトくん。

ダーマ「UUUMの人っていい人でよかったよな。HIKAKINさんたちが退院祝いにパーティしたいからって言ってくれてさ、驚かせたいからってお見舞いも控えようって言って張り切って準備してくれてたんだぜ！」

そう呟いた。

貴「あたしなんてもうYouTuberでいることもできないと思ってた。周りのクリエイターさんや、視聴者さんがあの事故のこと、あたしのケガのことをどう受け止めてくれてるのか分からないから。だからあたし…」

ダーマ「わかってた。お前が不安だってことくらい……って泣くなよ！俺が泣かせたみたいじゃねえかよ！」

ヒカキン「あ！ダーマ氏！彼女を泣かせるなよー！」

ダーマ「え？俺ですか！？」

貴「…ﾌﾌ…みなさん！ありがとうございます！これからもよろしくおねがいします！」

みんなの優しさを身に染みて感じた。あたしは今のままUUUMにいてもいいんだ。

ヒカキン「これ！UUUMのみんなからプレゼント！！」

貴「え？わざわざ来ていただいてプレゼントまで…」

セイキン「開けてみて！」

貴「失礼します……わ！ルームランナー！これでリハビリもはかどります！ありがとうございます！！」

トミック「さばいたよー！飲もうよ！！！」