Fischer'sには女の子がいます【ダーマ】 (ページ28)

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そのまま閉会式になり得点を発表する。

ぺけたん「大丈夫かな…」

モトキ「挽回できてたらいいんだけど…」

貴「優勝できなくてもこんだけ楽しめたならいいじゃん！ね？シルク」

シルク「そうだな！」

シルクはそう言い返してくれたけどやっぱり優勝にこだわるんでしょ？みんなも。そんなのわかってるよ。でも、あたしが言ってあげられる最高のフォローがこの一言しかないよ。ドラムロールがなり得点ボードをみると…赤チームが１番点数が良かった。

司会者「今年の優勝は赤チーム！！！」

午前中の種目で点数が伸び悩んでいたこともあって赤チームのみんなは優勝すると思ってなかったようで驚きながら大喜び。リーダーのシルクは急いで壇上に上がった。

社長「赤チーム優勝おめでとう！！」

賞状とトロフィーを握りしめたシルクをあたしは手持ちの一眼レフで激写する。すごい満面の笑みで自然にシャッターを押してしまっていた。

司会者「続いて今日のMVPの発表をお願いします」

社長「今日のMVPは…赤チームFischer'sシルクロードとレイラです！」

シルクが呼ばれるのはなんとなく予想がつくが、あたしが呼ばれるのは思ってなかったので驚いた。ぺけが立たせてくれてシルクと一緒に壇上に上がる。

社長「シルクくんは来年から重りを10キロ持って運動会に参加してください。」

シルク「いや、ほんとありがとうございます。赤チームの人がいい人ばかりだったおかげです。ありがとうございます。」

社長「レイラちゃんは完全復帰おめでとう！リレーを走ると聞いて心配だったけどしっかり走っていてほんと感動しました。来年もリレー走ってね！」

貴「みなさんありがとうございます。久々にUUUMのイベントに参加してみなさんに話しかけてもらってほんと安心しました。こんな私ですがこれからもFischer's共々よろしくおねがいします！」

そうコメントを言うとテンション100%超えしてる興奮状態のシルクがあたしを肩車して走り回ったりもう、最後はめちゃくちゃだったけど、ほんとみんなのおかげであたしがいる。UUUMのみんなの人が良過ぎることに感謝した。

ダーマや他のメンバーには運動会のリレーを走るって言われた時に猛反対されたけどこのリレーを機にいろいろやりたいことにチャレンジさせてもらえるのかな？という少しの期待を背に運動会の会場をあとにした。