Fischer'sには女の子がいます【ダーマ】 (ページ3)

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≫覚めない悪夢2 ページ3

一般道を走行中にトラックの死角に入ってしまった。
それに気づかずトラックとガードレールに挟れぶつけてしまった。
トラックの運転手は気づいていないようで大声で呼びかけてみたものの返事は帰ってこない。
そこまま追い抜かれてしまった。
そのトラックのナンバーを記憶していたので次のICまで乗ってバイクの状態がひどいようなら警察にでも連絡しよう。そのつもりでいた。

ICに着きバイクから降りようとした時、自分の左足がないことに気づいた。
バイクで中央分離帯にぶつけて足を切断し、気づかず2キロも走行したという事故を聞いたことがあった。
まさか同じような経験をするとは思わなかったので焦ったあたしはとりあえず救急車を呼んだ。

来てくれた時には意識は朦朧としてあまり覚えていないが、震えが止まらなかったのだけは覚えている。

目が覚めるとベットに横たわっていた。
周りを見るとFischer'sのメンバー、マネージャーさん、社員さんたちがいた。

ダーマ「お前ってやつはなにやってんだよ！なんでだよ！！」

あたしが目を覚ましたことに気づいて開口一発目から怒られてしまった。

ンダホ「ダーマ落ち着け、命には別状はないしよかったじゃん、でも…」

貴「わかってる、もう足がないことくらい…
気づいてたというか…見たし、感覚がないのもわかってる…」

力なく笑ってみせた。
それしか場を和ませる方法が見つからなかった。

ザカオ「わらってんじゃねぇよ！」

貴「ごめん…」

モトキ「レイラの足がなくなろうとなんだろうとFischer'sのメンバーであることは忘れないでね」

マサイ「変なこと考えつくんじゃねぇぞ」

察しがいいよ、モトキとマサイは、
あたしは足がなくなってることに気づいた時からFischer'sを抜ける気でいたし、ダーマと別れるつもりでいた。

貴「察しがいいよね2人は…」

シルク「俺らがお前を守る。お前がこうなったのは事故や病気で体の一部を切断せざるを得ない人を勇気ずけたりするためだと俺は思う。」

ぺけたん「もちろん、レイラ自身も辛いはずだよ。でも、それを乗り越えることが出来るメンタルがあるはずだよ？」

ダーマ「一緒に乗り越えていこうな？」

貴「……よろしくお願いします…」

シルク「任せろ！
Fischer's ファイト！」

全「「「オー！！！」」」

その日からあたしの入院＆リハビリ生活は始まった。