Fischer'sには女の子がいます【ダーマ】 (ページ13)

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シルクside

結局俺の奢りで歩いてすぐの居酒屋で飲んだ。あいつら人の金だからってかなり飲み食いしやがったから中身が寂しいことになってしまった。まぁ、あいつらが楽しそうに飲んでるならいいか…。酔いが覚めて調子に乗って飲んだぺけは案の定ベロベロに酔って意味わかわかんねぇこと語り始めたから家に帰ることになった。
あれだけ飲む量はちゃんと考えろって言ったのにいつもいつもベロベロまで飲むから困るんだけど、まぁめでたい日だしよしとしよう。
ンダホとダーマとザカオがぺけたんの周りを囲んでアホしてる様子を後ろから眺めていた。

貴「あたし正直言うとダーマと結婚してもいいのかなって不安だった。」

モトキ「いきなりどうしたの？」

貴「あたしの体のことももちろんそう。ウオタミさんにも申し訳ないし…」

モトキ「なにもレイラが引け目を感じることは無いよ？」

シルク「幸せにしてもらうことだけを考えてろ、心配するな」

もうメンバーとしてレイラが悲しんだり柄にもない弱音を吐く姿を見たくなかった。元気ハツラツなレイラを見たい。

貴「でも……」

マサイ「メンバーとしてお前の笑顔を見ていたいから、もうこれ以上無意味な辛い顔なんてするなよ…だろ？シルク」

シルク「さっき屋上に乱入する前にお前のこと幸せにできるのはダーマだけだって6人で話してた。俺らはお前らの恋愛に口を出すつもりも結婚も認めねぇわけもねぇよ。ウオタミも応援してくれるから大丈夫。」

正直、俺は悔しかった。これはマサイとモトキしか知らねぇ話だけど、俺はレイラのことが好きだった。ずっと未練タラタラで想い続けてた。でもダーマがプロポーズしてる姿見て吹っ切れたんだ。俺には応援しか出来ねぇし、好きな人の幸せをそばで見れる俺は幸せだなって…。

貴「ありがと…あたしと蓮で幸せになるね！」

そう言ってとびきりの笑顔を見せてくれた。俺達の前でガヤガヤしてる酔っ払いたちがレイラを呼ぶ。行ってこいよと言ってレイラの背中を軽く押してみた。わかったぁ！と間抜けな返事をして酔っ払いの輪に入って行った。

マサイ「よく我慢したなシルク、俺なら無理だ」

シルク「あいつの幸せの方が大事だし」

モトキ「かっこいいこと言うじゃんシルク」

部屋に戻って静かに泣きながらやけ酒して2日酔いしたのは言うまでもない話。レイラ、ダーマ幸せになれよ！！