私、海兵ですけど… part2 【ONE PIECE】

任務52 ページ7

貴方サイド


『やっぱ、水水肉美味し〜！』


食べながら歩いていると、海辺で船を作ってるのが見えた。



あれは…アイスバーグさんとパウリーだ。




『アイスバーグさん！パウリー！』




「「A！？」」



私は船のあるところまで飛んだ。




『数日ぶり！』


「おう…。お前、梯子見えなかったか？まさか飛んでくるなんて…」


パウリーは目を丸くさせたまま、高台の方を指さした。



梯子……？


振り返ってみるとたしかに梯子が掛けられていた。



『本当だ！梯子あった！』




「ンマー！さすが海軍本部中将すごいな！」


『ふふ…もうお怪我の方は大丈夫ですか？』

刺されたと聞いたけど…。





「この通り、大丈夫だ」



『そうですか……良かったです！』


政府の人間が色々迷惑をかけて申し訳ない。




「しかし、なんでまたウォーターセブンに？」



『上司がある人に聞きたいことがあるって、昨日エニエス・ロビーから帰って来たの』




「お前もエニエス・ロビーにいたのか！」



『うん、でも私がついたのはみんなが脱出した後だけどね』




「そうか……俺たち捕まるのか？」


「…………」




『ううん、安心して！上司が報告書とかから麦わらの一味とフランキー以外の人のことは消しといたから！』




「おお！ありがとうな！」




『いーえ、市民を危険な目に合わせたお詫びだと思ってくれれば』



「すまないな、いろいろと…」



『いえいえ！あの、ところでこの船は……？』




「……言っていいんですかね」


「…Aなら大丈夫だろ」




「この船は麦わらたちの船だ！」




海パンの男性が高らかにそう言った。



報告書で嫌ほど見た顔だ。


今回の事件の中心人物の一人の…確か名前はカティ・フラムことフランキーだ。




『これ、ルフィたちの船なの！？すごい立派……』




「麦わらたちと知り合いか？」



『あれ、私、フルネーム言ってませんでしたっけ？知り合いも何も、私はルフィの姉のモンキー・D・Aです』




「「麦わらの姉！？！？」」


「ンマー！それは驚いたな」




「まさか、お前が言ってた弟って……」



『うん、ルフィのことだよ。あ、血は繋がってないけどね！』




「ヘェ〜…てか、お前誰だよ！」



あ……そっか。


私はフランキーのこと知ってるけど、フランキーは私のこと知らないんだった。

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