任務85 ページ41
貴方サイド
『船に備え付けのエターナルポースのおかげで、シャボンディ諸島にはなんとか着けたけど…』
島の人が言っていたように、そこで燃料が切れた。
あとは港で違う船を探すしか…。
港の船を物色していると、見覚えのある黄色い潜水艦を見つけた。
このマーク……たしか…。
「……俺の船に何か用か？」
声の方を向くと彼がいた。
『トラファルガー・ローさん……』
そうだ、この船はハートの海賊団の船だ。
「またお前か……」
こんなにすぐに再会するなんて、お互い想像もしていなかっただろう。
しかもまた私がこんなに窮地の時に。
『あの……お願いがあります！私を海軍本部まで連れて行ってくれませんか！』
私は深く頭を下げた。
無理なお願いだということはわかっている。
彼は海賊で私は一応、海兵。
私が向かう先は戦争のど真ん中。
彼に取ってメリットは何もないし、リスクが大きすぎる。
『…お願いします！』
自分でもどうしてこんなに必死になってこの人に頼んでいるのかわからない。
他にも乗せてくれる船はあるかもしれないのに。
私は…この人にヒューマンショップで会って、謎の信頼を寄せているのかもしれない。
「キャプテン〜！準備できたよ！あれ……この間の海軍本部の中将じゃない！？」
船室から出てきた白熊さんが私の姿を見て驚く。
まぁ、無理もないよね。
「ベポ……今行く」
そう言って、トラファルガー・ローさんは私に背を向けた。
やっぱり、ダメか……。
大人しく他の船を探そう。
そう思ってその場を離れようとしたその時、
「行き先は……海軍本部だ」
『え……？』
今なんて……？
そして彼は再び私の方を振り返って言った。
「乗らねェのか？」
『乗ります…！乗せてくださいっ！』
「キャプテン、本気！？」
「ああ……出航するぞ」
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いろぺん(プロフ) - 名無しのモブさん» ご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2019年10月26日 16時) (
レス) id: 269c7cd496 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ(プロフ) - 黄猿の一人称は“わっし”です (2019年10月26日 11時) (レス) id: 58863efb20 (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - 佰さん» ありがとうございます〜！！3の方あと少しで公開するのでもう少々お待ちください！ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 94d43d5850 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - 凄い面白いです！主人公大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2019年7月9日 23時) (レス) id: 12eab0778e (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - タヌポンさん» あああぁぁありがとうございます！亀さん更新ですが頑張ります！(コメ嬉しい…) (2019年4月15日 20時) (レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月29日 13時
