任務83 ページ39
貴方サイド
『はぁはぁ……終わった……』
「ありがとうございます、A中将……っ！なんとお礼を言ったらいいか……！」
『いえ……、来るのが遅くなってすみません……街もこんなに壊されることはなかったかもしれない』
周りの多くの建物が崩壊していた。
もう少し早くきていれば、被害も小さくできたかもしれない。
「建物はまた建てればいいのです！島民に重傷者が出なかったのは海軍のみなさまが来てくださったおかげです！ありがとうございます！」
島民の方は深く深くお辞儀をした。
『また何かあったらきますので、連絡してくださいね』
「ありがとうございます！」
＊＊＊
「怪我をした方はこちらへ！」
『じゃあ、あとはよろしく頼むね。ちょっと、休むよ……』
「はい！お任せください！」
私は近くの海兵にそう告げて、乗ってきた軍艦に向かった。
流石に、ちょっと疲れた。
なんであの人数の海賊を相手にするのに、本部はこれだけしか海兵を送らなかったんだろう。
不思議でしょうがない。
「あの、A中将……！」
『ん？どうしたの？』
歩いていると島の少女に引き止められた。
「A中将は戦争に参加するの？」
『戦争……？』
「白ひげ海賊団との戦争だよ」
『え……？』
「新聞で読んだの……」
『その新聞今ある！？』
私は驚きのあまり女の子の肩を掴んでしまった。
「うん、バッグの中に……」
私は少女から新聞を受け取った。
『火拳のエース公開処刑……？』
そう大きく新聞に書かれていた。
みんなが必死に隠してたのはこれか……。
全て繋がった。
急な休暇も、七武海の招集も、この島に本部からの応援が少ない理由も…、
私の兄が処刑される戦争があるからなんだ。
もう時間がない。
今から行っても、多分戦争は始まってる。
間に合わないかもしれない。
でも、行かないと。
『ありがとう、教えてくれて』
私は少女に新聞を返し、頭を撫でた。
「Aさん……！気をつけてね！」
『……うん、ありがと！』
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いろぺん(プロフ) - 名無しのモブさん» ご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2019年10月26日 16時) (
レス) id: 269c7cd496 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ(プロフ) - 黄猿の一人称は“わっし”です (2019年10月26日 11時) (レス) id: 58863efb20 (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - 佰さん» ありがとうございます〜！！3の方あと少しで公開するのでもう少々お待ちください！ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 94d43d5850 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - 凄い面白いです！主人公大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2019年7月9日 23時) (レス) id: 12eab0778e (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - タヌポンさん» あああぁぁありがとうございます！亀さん更新ですが頑張ります！(コメ嬉しい…) (2019年4月15日 20時) (レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月29日 13時
