任務77 ページ33
貴方サイド
「お父さん！」
再開するとすぐに二人は抱き合った。
「良かった……無事で本当によかった！Aちゃん、本当にありがとう……！」
クレープ屋さんのご主人は泣きながら言った。
『いえ、本来なら人攫いなどは正当化されてはいけないこと、本当にすみません……』
私はぎゅっと拳を握りしめた。
「Aちゃん、本当に立派な海兵になったな……顔を上げてくれ。君が責任を感じる必要はないよ」
『でも…………』
私には…謝る必要がある……。
権力を持つ者が……天竜人が、どれいを買うから、正当化されているんだ。
「そうですよ！助けてくれてありがとうございます！またクレープ食べにきてくださいね！」
娘さんも私に笑顔を向ける。
『ありがとうございます……また来ます』
私は親子に軽く会釈してその場を後にした。
優しい親子だなぁ……。
娘さんが無事だったのは本当に良かった。
でも、いまは二人に対する罪悪感が強い。
『天竜人って昔からなにも変わらないね…』
…むしろ前より悪化してる気さえする。
はぁ…やっぱり天竜人を見ると気分が悪くなるから駄目だ。
きっと私はまだ恐れてるんだ。
あの人たちと同じ血が流れていることを。
心の中はずっとモヤモヤしたままだ。
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いろぺん(プロフ) - 名無しのモブさん» ご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2019年10月26日 16時) (
レス) id: 269c7cd496 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ(プロフ) - 黄猿の一人称は“わっし”です (2019年10月26日 11時) (レス) id: 58863efb20 (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - 佰さん» ありがとうございます〜！！3の方あと少しで公開するのでもう少々お待ちください！ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 94d43d5850 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - 凄い面白いです！主人公大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2019年7月9日 23時) (レス) id: 12eab0778e (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - タヌポンさん» あああぁぁありがとうございます！亀さん更新ですが頑張ります！(コメ嬉しい…) (2019年4月15日 20時) (レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月29日 13時
