任務76 ページ32
貴方サイド
「…おや？Aじゃないか！」
レイリーさんがついに私に気づいた。
『あはは……こんにちは、レイリーさん』
まぁ、衛兵たちも全員伸びてるし、もう正体隠さなくてもいいよね。
私はフードを脱いだ。
「「A！？」」
麦わらの一味が口を揃えて言う。
『やぁ…みんな久しぶり。まさかこんなところで会うなんてね…』
こんな場所での再会は嫌だったな。
「おい、じいさん…！無理すんな！爆発しちまうよ！」
ヒトデさんが慌てて大声を出した。
ちょっとまって、ヒトデって喋るの……！？
じゃなくて、一旦ヒトデさんのことは置いとこう。
レイリーさんが人魚さんの首輪を外そうとしていた。
まあ…あの人ならなんとかできるよね…。
予想通りレイリーさんは人魚さんの首輪を爆発する前に外した。
「おいおい、もう首輪も手錠もねえじゃねェかよ！」
裏から出てきたフランキーがそう言った。
鍵を探していたのね。
人魚さんには必要ないけれど、私には必要なものだ。
『フランキー、ナイス！その鍵で売りに出されてる人たちを解放してあげて！』
「なんでここにAがいるんだ！？わかった、任せろ！」
私はステージに向かう前にトラファルガー・ローの方を向いた。
お願いを聞いてくれたんだから、一応お礼は言っとかないとね。
『トラファルガー・ローさん、私の正体を黙ってくれてありがとうございました。では、私はこれで！』
「ああ……」
ステージ横には売りに出された人たちが涙を流しながら喜んでいた。
その中にはクレープ屋さんのお嬢さんの姿もあった。
「Aさん…！」
良かった……。
『ごめんね、遅くなって、怖かったよね。あなたのお父さんに頼まれてきたの』
「あ…ありがとうございますっ！」
『気にしないで！早くここから抜け出しましょう？フランキーありがとうね！じゃあ、みんなまた後で会いましょう！』
「よくわかんねぇけど、また後で！」
そして、私は他の売られそうになっていた人たちと一緒に裏口から出た。
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いろぺん(プロフ) - 名無しのモブさん» ご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2019年10月26日 16時) (
レス) id: 269c7cd496 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ(プロフ) - 黄猿の一人称は“わっし”です (2019年10月26日 11時) (レス) id: 58863efb20 (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - 佰さん» ありがとうございます〜！！3の方あと少しで公開するのでもう少々お待ちください！ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 94d43d5850 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - 凄い面白いです！主人公大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2019年7月9日 23時) (レス) id: 12eab0778e (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - タヌポンさん» あああぁぁありがとうございます！亀さん更新ですが頑張ります！(コメ嬉しい…) (2019年4月15日 20時) (レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月29日 13時
