任務75 ページ31
貴方サイド
「おのれ下々民の分際で〜！海軍大将と軍艦を呼べ！目に物を見せてやれ！」
と大声で呼びかけるジャルマッカ聖。
『………海軍大将か』
だれが来るかにもよるけど不味いな…。
ここは本部から近いからきっとすぐに来るよね。
早く出品されていた人たちを連れてここから出たほうがいい。
「…海軍ならもうきてるぞ、麦わら屋。オークションが始まる前からずっとこの会場を取り囲んでる」
ずっとこの騒ぎを傍観していたトラファルガー・ローがついに口を開いた。
「誰だ、お前……？」
ルフィは頭を横に傾けた。
頭の上にははてなマークが浮かんでいるように見える。
彼、結構な有名人なのに知らないのね…。
相変わらず活字は読まないのかしら。
「トラファルガー・ローね。海賊よ」
さすがはロビン、よく知ってるね。
「この諸島に本部の駐屯所があるからな。まさか天竜人をぶっ飛ばされる事態になるとは思わなかっただろうが」
と冷静に話し続けるトラファルガー・ロー。
『あなたは逃げなくていいんですか？』
「…もう少し動向を伺う」
ここに来たのも見物だって言ってたし、なにを考えているのか全く読めない。
なんだか…不思議な人ね。
「さぁ、魚死ぬアマス！」
そのような言葉が聞こえてステージ上を見ると、シャルリア宮が人魚さんに拳銃を向けていた。
不味いと思って、覇気で気絶させようとしたその時。
ガクン！
シャルリア宮は倒れた。
この感じは覇王色の覇気だ……でも、私じゃない。
「ほら見ろ、巨人くん、会場はえらい騒ぎだ。ん？なんだちょっと注目を浴びたか」
巨人さんと白髪のおじいさんがステージの幕の裏から出てきた。
てか、あのおじいさん……、
レイリーさん……！？
「レイリー……！」
どうやらあの魚人さんもレイリーさんのことを知っているようだ。
「おお！ハチじゃないか！ふむふむ……まったく酷い目にあったな…お前たちが助けてくれたのか」
レイリーさんはルフィたちの方を見た。
「さて……」
ガクン！
先ほどまで麦わらの一味と交戦していた衛兵たちが気絶した。
「悪かったな、君ら…見物の海賊だったか、今のを難なく持ち堪えるとは半端ものではなさそうだな…」
残ったのは見事に最悪の世代と呼ばれる人たちが率いる海賊団の人間たちだけだった。
なんか大変なところに巻き込まれちゃったなぁ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 504人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いろぺん(プロフ) - 名無しのモブさん» ご指摘ありがとうございます！修正しました！ (2019年10月26日 16時) (
レス) id: 269c7cd496 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのモブ(プロフ) - 黄猿の一人称は“わっし”です (2019年10月26日 11時) (レス) id: 58863efb20 (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - 佰さん» ありがとうございます〜！！3の方あと少しで公開するのでもう少々お待ちください！ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 94d43d5850 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - 凄い面白いです！主人公大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2019年7月9日 23時) (レス) id: 12eab0778e (このIDを非表示/違反報告)
いろぺん(プロフ) - タヌポンさん» あああぁぁありがとうございます！亀さん更新ですが頑張ります！(コメ嬉しい…) (2019年4月15日 20時) (レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月29日 13時
