任務46 ページ49
貴方サイド
ルッチと別れ、部屋でゆっくりしていると部屋の電伝虫がなった。
「俺だ。悪いな、最後まで案内できなくて」
『ううん、大丈夫だよ』
ルッチから滞在先を聞いたのだろうか、パウリーからだった。
『そういえば、多分数日後にこの島に私の弟が来るんだ』
「へぇ……弟も海兵か？」
『ううん、海賊。何かあったら助けてあげてよ。船大工を探してるみたいだからさ』
「念のため言っとくが俺は海賊にはならねェぞ？」
『はは…別にそういう意味で言ったわけじゃないよ』
パウリーが海賊になっても面白そうだけどね。
『あと…もう一つだけ。アイスバーグさんから目を離さないで』
私の予想が正しければ、CP9の狙いはアイスバーグさんだ。
「…わかった、今度会うときは飲もうぜ」
『うん！良い店探しといてよ！』
「おう！じゃあな！」
ガチャン
「相変わらず、Aちゃん鋭いな」
クザンさん、いつのまに部屋に入って来たんだ…
『もー、入る時はノックしてください』
「悪い。それより、ロブ・ルッチと会ったのか？」
私は頷いた。
「そうか…。なんか言ってたか？」
『何故CP9がこの街にいるかはクザンさんに聞け、と』
「言わなくてもだいたいわかってるんだろ？」
『古代兵器の設計図ですよね。昔この島で作られたと聞きました。それをアイスバーグさんが持っていると睨んでるんでしょう』
「ハハッ…Aちゃんは本当に優秀だな」
『あと、クザンさん、電伝虫鳴ってますよ』
「ああ……、俺だ」
電話の相手は、CP9の長官スパンダムだった。
なんでもバスターコールの発動権をクザンさんが貸してるらしい。
クザンさんは麦わらの一味がこの島に向かっていることを伝えた。
ということは、クザンさんはロビンを捕まえたいのね。
ガチャン
『バスターコールとは、思い切ったことをしましたね…』
「…………怒ってるか？」
『いいえ。たぶん、大丈夫ですよ。麦わらの一味なら』
「随分親しいみたいだな」
『…いけませんか？』
「まー、いいんじゃないの。ところで、俺はエニエス・ロビーに向かうが…」
『もちろん一緒に行きますよ。私、クザンさんの右腕なんでしょ？』
上司が珍しく仕事してるんだから、私も仕事しないとね。
クザンさんは私の頭を撫でた。
「頼もしいな。じゃあ、行くか、Aちゃん」
『……はい！』
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いろぺん(プロフ) - 森羅万象さん» ありがとうございます！そう言ってくださって本当に嬉しいです〜！過去編もぜひ！((宣伝)) (2019年4月20日 22時) (
レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
森羅万象 - めっちゃ面白いです!はまった。。 (2019年4月20日 16時) (レス) id: 0aa74f57a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月10日 16時
