任務42 ページ45
貴方サイド
『あの……この生き物何ですか？』
この街に来た時からずっと気になっていたこと、それはこの謎の生物の存在だ。
この謎の生物があちらこちらで背中に人間を乗せて泳いでいる。
「ああ、お嬢ちゃん、観光客かい？その子はヤガラブル、この街は歩道よりも水路が多いからねえ……この商店街に来るのも大変だっただろ？」
たしかに……何度水路を飛び越えたことか……。
「ブルはそこのお店で借りられるよ」
『え、借りられるんですか！？借りて来ます！』
私はブルのお店に駆け込んだ。
『ブル貸してくださーい！』
「1人かい？」
『はい！』
「じゃあヤガラブルだね、そこの生簀から好きなやつを選んでくれ」
みんなちょっとずつ色が違う……。
どの子がいいかな？
「ニー！ニー！」
一匹のヤガラブルが私の前で鳴いた。
か、かわいい……。
『あなたに決めた！おじさん！この子で！』
「わかった！ちょっと待っててな！」
おじさんがヤガラブルの上にボートをつけてくれた。
『へぇ……全然揺れない、よろしくね』
「ニー！」
私はおじさんにレンタル代を渡して商店街に戻った。
『おばさーん！かりられました！』
「おお、よかったね。水水肉はどうだい？」
『水水肉……？』
「そうだよ！ヤガラの大好物さ」
『じゃあそれ10個で！』
「まいどあり〜！」
『はい、ヤガラブルちゃん』
「ニー！」
ヤガラブルは美味しそうに水水肉を頬張った。
『じゃあ私もって…なにこれうま！』
お肉とは思えない柔らかさだ……。
もっと買っとけばよかったな〜！
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いろぺん(プロフ) - 森羅万象さん» ありがとうございます！そう言ってくださって本当に嬉しいです〜！過去編もぜひ！((宣伝)) (2019年4月20日 22時) (
レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
森羅万象 - めっちゃ面白いです!はまった。。 (2019年4月20日 16時) (レス) id: 0aa74f57a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月10日 16時
