任務34 ページ35
貴方サイド
『ねえ、ナミ〜！予備のログポースとかないかな？』
「うーん、ごめん、ないわ」
『そっか…』
あれがないとまた遭難するよなぁ。
「…これ、よかったらどうぞ」
『えっ！？』
ニコ・ロビンには避けられている気がしていたから、彼女のこの行動は思いがけないことだった。
私は彼女からログポースを受け取った。
「私にはもう…必要ないものだから」
そう言って彼女は微笑んだ。
……そっか、そんなに麦わらの一味が気に入ったんだ。
いろんな組織を転々としてきた彼女だけど、今回ばかりは違うみたい。
『ふふ…ありがとうロビン！』
「いいえ…」
＊＊＊
「手合わせしようぜ！」
『え、ゾロ本気！？』
「おい、メリーが壊れたらどうすんだよ！」
ウソップが慌ててゾロを止める。
『ウソップの言う通りだよ、だからパスで』
「はぁ…それもそうか」
と肩を落とすゾロ。
『いつかしよう！手加減しないけどね！』
「ヘェ…おもしれェ…！忘れんなよ」
『うん！』
そんなやりとりをしているとキッチンのドアがあいた。
「Aちゃん！これ頼まれてたレシピ」
『ありがとう、サンジくん！』
「おい、マリモ野郎、Aちゃんに迷惑かけてないだろうな」
「かけてねェよ！ぐるまゆコック！」
「あぁ？やんのか？」
「お前ら落ち着けって〜！」
すかさずウソップが二人を仲裁する。
『あはは…3人はルフィと東の海から旅してるんだよね』
「そうだが…」
『これからもいろいろ迷惑をかけるかもしれないけど弟を頼みます』
3人は目を見開いて、笑った。
『何かおかしいこと言った！？』
「ハハッ…エースと同じこと言ってるぞ」
ゾロはそういってまた笑った。
「「任せとけ！」」
3人は声を揃えてそう言ってくれた。
＊＊＊
「次の島でお別れ！？嫌だ…まだ一緒にいようぜ〜！」
「そうだよ〜」
ルフィとチョッパーが私に抱きつきながらそう言う。
可愛い二人に頼まれると、気持ちが揺らいでしまいそうになる。
『ありがとう！でも、これ以上一緒にいるのもね…』
「固いこと言うなよ〜」
『…ごめんね』
「ルフィ、Aが困ってるだろ」
「だけどよ〜」
『大丈夫、また会えるから』
「私がちゃんと航海してあげるわ！」
『お〜！ナミ、頼もしい！』
「わかった…俺、会いに行くよ！」
『うん、待ってる』
その時にはもっと強くなってるんだろうなぁ。
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いろぺん(プロフ) - 森羅万象さん» ありがとうございます！そう言ってくださって本当に嬉しいです〜！過去編もぜひ！((宣伝)) (2019年4月20日 22時) (
レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
森羅万象 - めっちゃ面白いです!はまった。。 (2019年4月20日 16時) (レス) id: 0aa74f57a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月10日 16時
