任務28 ページ29
貴方サイド
「Aくんは将来何になりたいとかあるのか？海軍大将か、それとも元帥か？」
『いえ…私は今のままでいいです。今ぐらいが自由でいれてちょうどいいですから』
「上の立場になる程責任はあるだろうからな。君なら大丈だと私は思うが…」
『はは…誰かの下にいるのが気が楽なんです』
「大将や元帥になりたくない理由が他にもあるのか？」
そう言われた瞬間一瞬心臓を掴まれたような気持ちになった。
『コブラ王って変なところで鋭いですね…』
「長年人の上に立っているからな、人を見る目はあるはずだ。……クロコダイルの陰謀には気付けなかったが」
『……天竜人の命令を聞きたくないんです』
「なるほどな。大将は確か天竜人の直属の部下になるんだったな」
『そうなんです。そうなったらもう指令を断れませんからね』
「天竜人か…彼らもまた変わった存在だな」
コブラ王は遠くを見ながらそう言った。
『ネフェルタリ家はどうして天竜人にならなかったんですか？』
「そのことだが、私もわからないのだ。今度世界会議で聞くつもりだよ」
『そうなんですか。でも、私は昔ネフェルタリ家がしたその判断は間違ってなかったと思います。この国はマリージョアとは比べものにならないくらい人が暖かくて、居心地がいいですから』
「そうだな、私もそう思うよ」
＊＊＊
翌日、わざわざコブラ王やビビをはじめとした王宮の人が港までお見送りに来てくれた。
『あの……また来てもいいですか？』
「ああ、もちろんだとも！いつでも大歓迎だ！」
コブラ王と固い握手を交わした。
「A、気をつけてね！」
『うん！』
私はまたビビとハグをした。
『では皆さん、また会いましょう！』
「ああ、また会おう」
「またねーーー！」
「達者でな！」
皆さんに見送られ、センゴクさんが手配してくれていた船に乗り込んだ。
『よし！！！』
私はそう気合いを入れて、舵を取った。
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いろぺん(プロフ) - 森羅万象さん» ありがとうございます！そう言ってくださって本当に嬉しいです〜！過去編もぜひ！((宣伝)) (2019年4月20日 22時) (
レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
森羅万象 - めっちゃ面白いです!はまった。。 (2019年4月20日 16時) (レス) id: 0aa74f57a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月10日 16時
