任務16 ページ17
貴方サイド
私がレインベースについたのはそれから数日後。
早速スモーカーに連絡しようっと。
しかし何度かけてもスモーカーには繋がらない。
あおかしいな…番号は合ってるはずなんだけど…。
もしかして何かトラブルに巻き込まれた…？
それに心なしか町が少し賑やかな気がする。
私は町の人の会話に聞き耳を立てた。
「ナノハナで事件だってよ！ついに反乱軍と国王軍が全面衝突するらしい！」
なんでそんなことに……。
なんか嫌な予感がする。
一刻も早く海軍と合流しなきゃ。
＊＊＊
『はぁはぁ…やっと見つけた！』
「「A中将！」」
私に気付いた海兵さんたちに敬礼される。
「遅かったな……」
スモーカーは座っていつもの葉巻を吸っていた。
『ごめんごめん、連絡したんだけど……』
「電伝虫どっかいった」
どっか行ったって……。
「「追ええええ！」」
『あれ、誰を追ってるの？……まさか麦わらの一味！？』
一瞬だが麦わらぼうしが見えた。
間違いない、ルフィだ。
「大佐、追われないんですか！」
すぐ近くに彼が目の敵にしているルフィがいるというのに、スモーカーは立ち上がろうともしない。
「ああ…疲れた」
海賊を前にしてスモーカーがそんなことを言うなんて……。
それに、よく見たらビショビショだし……。
「今追ってた奴ら無駄だから呼び止めろ、そしてここに招集。本部にも連絡を。現在アラバスタ王国周辺にいる軍艦を全てこの国に集めろ、とな」
スモーカーは座ったまま近くにいた海兵さんの指示を出した。
「あんな少数海賊に上官が船を出してくれるかどうか……」
確かにそうだ、ルフィたちは海賊とはいえまだ冒険を始めたばかりの弱小海賊団。
わざわざ海軍が軍艦を出して対処するかしら…。
「俺がいつ上官の意見を聞いたんだ！」
「はいいい！」
あはは…いつも通りのスモーカーに戻った。
『何があったの？反乱軍と国王軍が戦うって聞いたんだけど』
「全部クロコダイルが仕組んだことだった」
『クロコダイルが…！？』
読みが当たったってわけね…。
私はスモーカーから私と別れてから何があったかを簡単に聞いた。
『…本部には私から連絡を入れる。その方がいいでしょ、スモーカー？』
私の方が海軍中枢にパイプがある。
「……ああ、頼む」
さーて、誰に連絡しようか。
センゴクさんか、上司のあの人か…。
うん、センゴクさん一択だね。
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いろぺん(プロフ) - 森羅万象さん» ありがとうございます！そう言ってくださって本当に嬉しいです〜！過去編もぜひ！((宣伝)) (2019年4月20日 22時) (
レス) id: cdf9f329bf (このIDを非表示/違反報告)
森羅万象 - めっちゃ面白いです!はまった。。 (2019年4月20日 16時) (レス) id: 0aa74f57a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろぺん | 作成日時：2019年3月10日 16時
