私、海軍に入ります【ONE PIECE】 (ページ42)

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第16話ページ42

貴方サイド

『これで終わり！』

薪もやっと上手く切れるようになった。

エースが教えてくれたおかげかな。

あとでお礼言っとこうっと…。

家の中に入ろうとした時だった。

見知らぬおじさんが歩いてきたのは。

「お前さんは……？」

『えっと…Aです！』

「ここで暮らしているのか？」

『はい、そうですけど…』

おじさんは少し考えてからまた口を開いた。

「そうなのか…ダダンはおるか？」

『ダダンさんは朝早くにゴミ山に行きました！何か掘り出し物がないか探してくるって』

「そうか…それならエースは？」

『エースは山に…』

「ハァ…どいつもこいつも留守か…」

やれやれと頭をかくおじさん。

エースのことも知ってるなんて一体何者なんだろう？

『あの…どちら様ですか？』

「悪い悪い！自己紹介がまだだったな！ワシはガープじゃ！」

『ガープさん、お茶を入れるので中にどうぞ』

「Aは良く出来た子じゃの～、じゃあ、上がらせてもらうわい」

『少々お待ちくださいね！…どうぞ、ガープさん！』

私はガープさんの前にお茶を置いた。

「ああ、ありがとう。煎餅いるか？」

『せんべい…？』

「せんべいを知らんのか、これじゃ」

ガープさんは丸い…まるでお月様のようなものを取り出した。

「ほれ」

ガープさんから受け取って食べる。

『かったい…！でも美味しい！』

「そうじゃろ！ほれ、もう一枚やろう！」

『ありがとうございます、ガープさん！』

また新しい食べ物に出会ってしまった…！

「ん…ダダンが帰ってきたか」

ガープさんが一旦煎餅を食べるのをやめて言う。

そう言われて周りを見渡してみても、ダダンさんの姿はない。

『え…？どこにもいませんよ…？』

「気配でわかるんじゃ」

『気配……？』

不思議がっているとすぐにダダンさんが帰ってきた。

『ガープさん、すごい！』

「ガハハ！そうじゃろう！」

ダダン「なんだい、Aにお茶を入れて貰ってたのか…。A、ありがとうな」

『いえ！』

ダダン「ちょっと話があるから、外に行っててもらえるか？」

『わかりました！』

私は言われた通り、外に出た。

干してた洗濯物取っておこうっと。