私、海軍に入ります【ONE PIECE】 (ページ22)

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第20話ページ22

貴方サイド

「東の海行きの船、締め切っちゃうよ～！乗る奴はもういないかーい！？」

『待ってください～、乗ります！』

はぁはぁ…ぎりぎり間に合った…。

「嬢ちゃん、1人かい？お金はある？」

さっきタイガーさんがくれたお金を見せた。

「うん、大丈夫だね。はい、これ部屋の鍵」

『ありがとうございます！』

「じゃあ、もう締切るよ～！」

＊＊＊

船は結構大きな船だった。

乗客は100人程度。

一人一人に個室が与えられているようだ。

お洋服屋さんや雑貨屋さんも入っていた。

私はとりあえず自分の部屋に向かった。

ブオーっと大きな音が鳴った。

出発の合図なのかな…？

窓をのぞいてみると、いろんな人が港で手を振っていた。

別れを惜しんでいるのだろうか、泣いている人もいたけど、多くの人は笑顔だった。

こんなにも人が笑っているのを私は見たことがない。

やっぱり、あそこは異常だったんだ…。

私、本当に、マリージョアから出れたんだ。