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7話 ページ7
そこに居たのは、2人の姿。
「体が全然痛くないや…もうすぐ私死ぬみたい…」
「俺もすぐ死ぬだろう。君は独りじゃない」
その言葉に、ひゅっと息を呑んだ。
無理も無い。限界を越え、最後まで戦い続けた柱。生きてるのが、信じられない位。
けれど…蛇柱様も死ぬの?
「私っ…伊黒さんが好き」
「伊黒さん、お願い。生まれ変われたら、また人間に生まれ変われたら」
「私の事、お嫁さんにしてくれる?」
蛇柱様は、優しく恋柱様を抱き締めた。
「勿論だ。君が俺でいいと言ってくれるなら」
「絶対君を幸せにする。今度こそ死なせない。必ず守る…」
その言葉に、私は無意識に伸ばしていた手を下ろした。
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作者名:紅葉 | 作成日時:2021年1月9日 17時