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ワインで結ぶ sg ページ8
いつものように2人で帰って、食べて、飲んでいた。
今日は珍しく玲さんがワインのボトルを開けていた、
「珍しいですね、玲さんが開けるなんて」
「たまには良いじゃないですか？」
「それもそうですね、乾杯します？」
「賛成」
………
「懐かしいですね、このワイン」
「…このワインのおかげで、玲さんと「可愛かったなぁ」
「……うるさい」
………
……
…
これは3年前のちょっとした出来事、
sg side
ピンポーン
無機質な部屋にひとつの機械音が鳴り響く。
「誰だろう？」
玄関に向かいドアを開ける。
ガチャッ
「…さっちゃん？」
さっちゃん＝琴月 咲(ことづき さく)は私の後輩、
「どうしたの？傘もささずに」
「…志賀…志賀さぁん」
そう言っていきなり抱きついて来た。
「と…取り敢えず中入ろう、ねっ？」
「……はい」
「取り敢えず、タオルで拭きな」
「………」
取り敢えず落ち着いてから話を聞いたら、
彼氏に浮気されたらしく別れたらしい。
しかも、結婚しようとも話がなっていたとかで…
「取り敢えず、今はその男の事忘れな？」
「はい…そうですね、」
「今、ワイン飲もうとしてた所なので乾杯しませんか？」
「良いですね、乾杯しましょ」
「大丈夫？さっちゃん酔ってない？」
「大丈夫れす。」
「眠くなったら寝ても良いからね」
「はぁい」
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作者名：もも | 作成日時：2022年8月9日 23時
