残酷さ故に貴方への kwmr ページ21
この世の全てが残酷な色に染まってしまった。
…久しぶりの関係だった。
僕の下で小さく暴れていて
少し触れると大袈裟な程に跳ねて
そんな夜だった。
朝起きればとっくに彼女は居なくなっていて
あぁ、またか って思って
きっとまた一人で何処かへとフラフラしているに違いないって思って
急いで追いかけた。
……でも結局何処を探しても見つからなくて
諦めかけていた時、
電話がなって
出てみたら
警察の人だった。
亡くなったって、
僕はその場に崩れ落ちそうになった。
それまで僕の頭の中で絡まっていた糸が
全て解けた。
昨日の夜はやけに素直で反抗してこなかった
夜だって、自分から初めて誘って来て
キスマークを付ける事も構い無しだった。
あぁ、
○ぬ覚悟も何もかも出来てたんだって
勝手に解釈してしまった。
…でも遺書が見つかって
僕の予想は的中した。
拝啓 親愛なる君へ
・晴れの空が眩しくて気持ちいい秋。
私はそろそろ限界です
○ぬ覚悟が出来そうな所です。
でも、もう一度
私の彼氏を殺した貴方に
抱いてもらいたいです。
もう、私の感情は全ておかしくなっているみたいです。
殺人鬼に抱いてもらいたい感情があって
何もかもダメな思考に行ってるみたいですね、
最後に一言。
○んで、私の全てを狂わせた人ゴロシ
敬具 貴方の偽の彼女。
残酷さ故に貴方への fin
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作者名:もも | 作成日時:2022年8月9日 23時