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最近は何もかも嫌になってきていた。
あの男の人にも会いたく無くなって来て
負の感情ばかり出てきて
全てを投げ出したくなってきた。
…だから
もう限界で、
早く楽になりたくて
鼻歌を歌いながら
向かった。
許してね恋心よ
甘い夢は波にさらわれたの
いつかまた会いましょう
その日までさよなら恋心よ
最近彼女の元気が無くなって来ている。
僕と話したくなさそうで
ずっと一点を見詰めていて
少し怖くなった。
……でも
きっと大丈夫って信じてた。
……のに、
屋上に向かう彼女の姿を見て
早く行かなくちゃって思った。
陽の光が眩しい空
鼻歌を歌い
鉄柵へと向かっていた。
その時、
後ろから声がしたけど
とっくに遅くて
私の体は下へと落ちてった。
「羽音!」って聞こえた。
私の名前……羽音って言うんだ。
貴方の傍では永遠を確かに感じたから
夜空を焦がして私は生きたわ恋心と
屋上に向かえば
もう遅くて、
名前を呼んだけど
もう飛び降りていた。
……あの日は
別れる日で最後のデートだった、
「ごめんね、」
そう呟いて、帰った。
私は私と はぐれる訳には行かないから
いつかまた逢いましょう その日までサヨナラ恋心よ
許してね 恋心 fin
・ポルノグラフィティさんの「サウタージ」の歌詞を使わせて頂きました。
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作者名:もも | 作成日時:2022年8月9日 23時