………た you ページ17
1つの花びらが宙を舞った。
『桜』だった、
それを見兼ねたCEOがお花見に行こうと言ったから皆で行く事にした。
ダジャレが好きなクイズ王
不思議なオーラを放つプロデューサー
超伝導が好きなナイスガイ
漢字が好きな漢字王
リズムゲームが苦手な歴史王
朝それでぶっ飛んでる解答をする人や運動神経抜群の人…後、
野菜嫌いなP
いつものメンバーで行く事にした。
今日はいつもより桜の花びらが舞っていた、
綺麗な桜吹雪だった。
ピンク色の綺麗な花びらが舞っていた、
皆より少し後に続いて歩いていた
気が付けば公園に着いていた。
後少しで散る感じの桜だった
いつも以上に綺麗に見えた
その後は皆で呑んだりしていた
「……あ、あの福「いやぁ、結婚するんですね福良さん」
CEOの言葉で私の声は掻き消された、
「伊沢、それまだ秘密だってば!」
「え〜福良結婚するんだおめでとう。」
突然の報告に皆驚きながらも祝福の声を掛けている
「おめでとうございます福良さん」
精一杯声を出して笑顔を見せた。
「ありがとう、あれ?さっき何か言おうとしてなかった?」
「あぁ、電話掛かって来てて、掛け直してきますね」
そう言って皆から離れた所に行く。
無論電話何か来ていない。
「もしもし?お母さん?」
私、お見合い婚するよ。来週辺り実家帰るね
「あら?本当に?嬉しいわ〜、ようやく貴方も結婚することが出来るのね!」
「ごめんね、今まで反抗してきて」
「良いのよ、お見合い婚をして実家に帰って来てさえすれば」
「ありがとう。来週必ず帰る、」
仕事も辞めてくるよ、区切りが着いたからさ。
……そう言って電話は切れた、
「おーい、何話してたの?」
「あぁ、福良さん。すみません急用出来てしまって…皆さんに言ってて貰えますか?」
「あ、うん分かった。じゃぁね」
「はい、おめでとうございます」
そう言って後ろを振り向きもせずに歩き出した。
「早く家の物片付けないとな」
桜吹雪が綺麗な日だった。
私の好きな人は結婚し、
私はその恋を諦め実家に帰りお見合い婚をする事にした。
…………20年前のお話
…………た fin
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作者名:もも | 作成日時:2022年8月9日 23時