検索窓
今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:6,780 hit

ページ15

ye side
「…え……や……夜永!」
「!福良さん、お疲れ様です。」
「もう、何回も呼んでも返事しないんだもん」
「すみません、」
「記事確認したいから送って貰っていい?」
「あー、それなら山森さんにお願いしました。」
「そうなの?おっけ」
「お疲れ様でーす」
「同じく」
「お疲れ様です。伊沢さん」
「夜永、この人河村さん。まだ自己紹介してないっしょ?」
「初めまして、桜華崎夜永と言います。」
「初めまして、河村拓哉です。」
「後お前、また留年の危機なんだろ?」
「……」
「レポートどれ完成してないの?」
「全部完成はしてます。一応」
「じゃぁ何で出さな「ストップ伊沢、困ってるよ夜永さん、」
「……そのうち出すので」
「はぁ、早く出せよ」
「……」

私は頭がクラクラするのを覚えた
外に出たくて2人を押し退け執務室から出ていった。
「ったく、アイツ」
「…」


執務室を出て使われてない部屋へと足を運んだ、

カチカチッ
無機質な部屋に1つの音が響く、
そっと肩にあてる

ガチャッ
「やっぱり、」
「な…んで河村さんが」
「伊沢〜こっち」
「夜永…」
「…るさい、もう…ほっといてよ」
「……」
「もう嫌なんだよ、人の目気にして過ごすのも…偽善を装うのも」
「…夜「少しくらいほっとけよ私の事くらい」
「ほっといたらお前壊れるに決まってんだろ」
「……私の何が分かるって「分かんないよ、何も分かんねえよ夜永の全ては」
「……」
「だけど、CEOとして仲間として助けたいに決まってんだろ」
私は手から落としその場に座り込んだ。
視界が霞む
呼吸が早くなる様な気がした。

頬に1つの雨が通る、
「夜永…」
そっと私の事を抱き締めてくれた、
いつもこう
私の事を引き止めてくれて優しく抱き締めてくれて
私の事を分かるのは伊沢なのかもしれない。

「夜永、好きだよ」
「私も、」
そう言って私は伊沢の背中にそっと手を回した。

何もかも変わるのはこれからだけど
変わらせてくれるのは伊沢で
それに応えるのが私、
そんな式が頭に出来たような気がした。


心の式 fin

感謝&お詫び→←心の式 izw



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もも | 作成日時:2022年8月9日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。