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side wtnb
…………
今日は久しぶりに行きたくなった。

夜の街って騒がしくて頭が痛くなりそうな音もするし警察のお世話になる奴だって沢山居る。

だけど俺はこの街が好きだった、

いつものように行き着けの店に行って

酒を飲んで

帰ろうと出口へ向かっていた。

よそ見していた事もあり人と軽くぶつかってしまった。
謝ろうとしていた時、

「ゴメンなさいっ!お怪我無いですか?」
酷く甘ったるい声

夜の街にはどこにでも居るよなみたいな感じの人だったけど、

一瞬で気付いた。

優しく甘い匂い、

声のトーン、

目付き

全てに一瞬で気付いた。

「……蘭珠?」

俺に気付いたのか、
声のトーンも
目付きも

全て戻して、

「……なぁんだこうちゃんか」


「やっぱり、蘭珠だ」
「こうちゃんがこんな所居るなんてね」
「それはこっちのセリフ」
「まぁ良いや、暇?」
「まぁ、一応」
「じゃぁさ付いて来て」
「何処に?」
「良いから、」

俺は蘭珠に腕を引っ張られ無理矢理連れて行かれた。

「空いてる部屋あります?」
「どこがよろしいでしょうか?」
「どこでも」
「かしこまりました。」

俺の目の前で淡々と手続きをこなしていく蘭珠の姿、
ネオンのだらけの夜景
いつもと違う2人の姿、

偽りがそこには沢山あった、

ガチャッ
「こうちゃん」
「なに?」
「夜ってまだまだ続くからさ」
「うん」
「こーへ、私の事さ」


ちゃんと壊してね?


その笑顔と一言で俺は理性を失くした、

そっか、
夜はまだまだこれから
始まったばっかだもんね
えっ?
そう教えてくれたのは蘭珠でしょ?
俺もその意見乗ってあげるよ。
だから蘭珠は

体を委ねるだけで良いからさ、

俺と一緒に過ごそ?

大丈夫、
優しくしてあげるからさ


非日常を味合わせてくれたのは1つの毒林檎 fin

・最近こう言うのばっかやわ〜、
抜けられるよう頑張ります。

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作者名:もも | 作成日時:2022年8月9日 23時

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