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乾杯 kwmr ※キス描写有り ページ1

「ただいま、拓哉くん」
「お帰りなさい、真凛さん。」
「...買って来ましたよ、ワイン」
「ありがとうございます、それじゃぁ」
「乾杯します?」
「したいので、早く準備してください」
「分かりました、」
今日は付き合って2周年記念日
...まぁ

「料理作ってくれたんですか?」
「今日、真凛さん遅くなるって言ってたのでサプライズとして作ってみました。」
「ありがとう、それじゃぁ乾杯しましょうか」
「そうですね」
「「乾杯」」
カツン
2人でそう言うとワイングラスが軽くぶつかり合い音が鳴る。
私も拓哉くんも好きな赤ワイン
少し高いけど記念日の日は必ずこのワインを飲む。
......
そこから2人で話しつつ夜ご飯やおつまみを堪能していた。

2人して酔いが回った頃、

「良いよね?」
拓哉くんがいきなりそう聞いてきた、
「我慢できないしもうやるね」
チュッ
そう言っていきなり噛み付くようなキスをしてきた。
何度も角度を変えて無理やり口を開かせ舌を入れてくる。
一緒に飲んでいたワインの味でどんどん口が侵食されていく。

苦しくなり胸を叩く。
私と拓哉くんを繋げている銀色の液がプツリと切れる。
それは拓哉くんの理性の音が


切れた音でもあった。


私の蕩けきった顔を見て
私の事を抱えてベットに運ぶ。
目に映るのは拓哉くんの顔だけだった。

「今日は我慢なんか出来ないから」

そう言ってもう一度噛み付くようなキスをする。
目の色はとっくに変わっていた。
いつもの優しい目ではなく男の目だった。
1匹の狼と1匹の兎、
その後は熱く激しい一時の夜を楽しんだ。


........
目を覚ませば拓哉くんはまだ寝ていた。
私はそっと部屋を出て服を着る。

「さよなら、拓哉くん」
私はそう言って彼のアパートを出る。



私は浮気していた。
単純に言えば拓哉くんに飽きたからだ、
中々言い出すタイミングがなくちょうどあの日「2周年記念日」に言おうと思った。

...きっと向こうも気付いてたと思う。
世間にはまだバレていない、
拓哉くんの印象もまだ悪くなっていない、
QuizKnockにもまだ泥は付いていない、
まだ何もなっていないうちに

私はアオイソラへと飛び込む。


乾杯 kwmr
・今日は私情が思ったよりも早く終わった為投稿再開して行きます。

サイダーがパチパチと弾けたならば ymmt→



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作者名:もも | 作成日時:2022年8月9日 23時

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