H i B 革命 (ページ27)

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廉side

｢あの頃は、KINGとPrinceで別々に行動するようになって俺と紫耀も本格的に東京で仕事するようになった｣

｢Aちゃんジャニヲタやったら知っとるやろ？｣

｢俺と紫耀が関西で活動してたこと｣

A｢…はい、知ってます…｣

｢俺ら、関西のファンの人達と約束したんや｣

｢なにきんでデビューするって｣

｢…でも結局叶えられへんかったんやけどな｣

海｢………っ｣

｢関西のファンの人にはほんまに悪いことしてまった｣

｢関西は東京に比べて公演も少ない、場所もいつも松竹座や｣

｢その中でデビューできへんって思ってジャニーズやめてまうやつも沢山いる｣

｢公演にそいつがいんから泣きながらペンライト振ってる人もいた。｣

｢だから俺らなにきんは関西のファンの人を笑顔にさせるために約束したんや…でも無理やった…｣

｢…キンプリでデビューしたことを後悔してる訳では無い｣

｢逆にあの3人に対抗できるんや｣

｢ジャニーさんからいい機会を貰った…｣

｢だから、海人…お前のせいちゃうぞ？｣

A｢海人くん…｣

海｢Aちゃん、俺さ、一時期おかしくなった時があったの｣

海｢ファンの人が怖いって思った時｣

海｢紫耀と廉は関西の1番上で活躍してた時があったでしょ？｣

海｢なにわ皇子とKinkanっていうグループに入っててなにきんは有名だった｣

海｢…でも紫耀と廉は東京に来て、俺を含めた3人でMr.KINGを組んだ｣

海｢関西のファンの人からすっごくたくさん批判の手紙がきたの｣

海｢あんたがいるからしょうれんは関西に帰ってこれないの!!とか、しょうれんを関西に返してとか、しょうれんが人気なだけでお前は人気じゃないんだよとか。｣

海｢そんなの俺が1番わかってた。そんなこと言われてる俺が1番辛いのに…｣

海｢それから俺ファンの人嫌いになっちゃってさ…プライベートで声かけられても怖くて塩対応になったり…｣

海｢でも、佐藤がさんが俺のトラウマを治してくれたんだ｣

海｢最初はこの人何言ってんのって思ったけど、俺には俺を好きでいてくれる人がいる。初めて自分の名前のうちわを見つけた時の気持ち、初めてファンレターをもらった時の気持ちを思い出せって｣

海｢俺が今の俺に戻ったのは佐藤さんのおかげだよ｣

A｢海人くん…｣