登校の時間 ページ7
俺らは夜の闇に紛れ、山にいた見張りである傭兵たちを倒していく。
暗殺のための張った罠だらけのこの山は、勝手の知る俺たちのホームグラウンド。
目をつぶっても動けるくらい俺たちはこの山を熟知していた。
そんな中······
『お、お前······なに、してんだ······』
俺は目の前に光景にドン引きしていた。
「んー？ 見てわかるでしょ。人間エサ作ってるんだよ」
『に、人間エサ······』
なんとカルマは、倒した敵でエサ(おじさんぬと同じような被害者)を用意していた。
縛られた男は恥も外聞も捨てて絶叫する。
「ギャー！！ 辛い酸っぱい苦い臭いしみるきしょいィィ！！」
む、むごい······
大の大人がここまで悲鳴をあげるなんて······
「痛みには強いみたいだけど、ほかの刺激にはてんで弱いね〜」
『······ショック死とかしないよな？』
「さすがにそこまで脆くないでしょ。一応、訓練された傭兵だし」
カルマはエサにした男のアゴを靴でグリグリしながらそう答える。
多分、今までの仕返しも入っているんだろうな。
記憶がたしかならこの男、カルマに色々と絡んでいたし。
こうして夜の山に哀れな男の悲鳴が響き渡る。
それを見下ろす1人の悪魔。
「悲鳴をエサにさらに増援をおびき寄せる。ここであと2・3人は始末したいね」
『······だな』
こうして次々と敵を倒していき、とうとう現れたラスボス。
この烏間先生より3倍強い(まだ上に化物いたのかよ)傭兵相手に綿密な作戦を立ててきた。
牢屋でみっちり予習したからな。
そして最後には渚とカルマが連携技をお見舞い。
敵は倒れ、2人はハイタッチ。
『っておい、コラっ！！ まだ敵動いてるからな！！』
「「！！」」
俺らは急いでスタンガンで電気を流す。
「ちゃんとトドメ刺せ、クソッタレ！！ カッコつけてハイタッチとかしてんじゃねー！！」
「「······」」
『カルマ。しばらくはこれでお前のこといじってやるよ』
「いや、やめて」
『自業自得だ、バカタレ！！』
そんなこんなで俺たちはバリアをくぐり、校舎へと向かって走った。
着いた先のグラウンドには······殺せんせーが立っていた。
「音だけでも······恐ろしい強敵を仕留めたのがわかりました。成長しましたね、皆さん」
「「『殺せんせー！！』」」
俺たちは殺せんせーに駆け寄り、久しぶりの再会に喜んだ。
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羽衣瑠璃(プロフ) - 雫さん» 澪さん、コメントありがとうございます。完結まで頑張ります！ (4月9日 22時) (
レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - この作品好きすぎます😭✨ 主様のペースで完結まで頑張ってください！応援してます🔥 (4月9日 20時) (レス) @page23 id: e3d32f191f (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - 明日葉さん» 明日葉さん、コメントありがとうございます。これからも時間を見つけて更新していきます！ (4月7日 22時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
明日葉(プロフ) - 更新頑張ってください 応援してます！ (4月7日 21時) (レス) @page23 id: a12f4a84c4 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣瑠璃(プロフ) - ノーレーさん» ノーレーさん、コメントありがとうございます。今週の土日辺りに投稿する予定なので楽しみに待っていてください。 (4月3日 6時) (レス) id: 3065eb1929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽衣瑠璃 | 作成日時：2023年8月20日 16時
